お節介の語源・由来
節介は「節操を固く守り世俗に同調しないこと」が本来の意味であるが、お節介の意味とかけ離れ過ぎているめ、漢字は当て字と考えられる。お節介には、「切匙・狭匙(せっかい)」を語源とする説がある。切匙
節介は「節操を固く守り世俗に同調しないこと」が本来の意味であるが、お節介の意味とかけ離れ過ぎているめ、漢字は当て字と考えられる。お節介には、「切匙・狭匙(せっかい)」を語源とする説がある。切匙
ごまをするは、煎ったゴマをすり鉢ですり潰すと、あちこちにゴマがくっつくことから、人にへつらう意味で用いられた言葉である。商人などの手を揉む仕草も、ゴマをする姿に似ているため、その仕草が「ごまをする
学ぶ(まなぶ)は、「まねぶ(学ぶ)」と同源で、「まねる(真似る)」とも同じ語源である。そのため、学ぶの語源は「真似ぶ(まねぶ)」とされることも多いが、「まなぶ」と「まねぶ」は同じ時代に見られる語で
元の木阿弥の「木阿弥」は人の名前で、次の話に由来する。戦国時代、大和郡山の城主 筒井順昭(つついじゅんしょう)が病死した。後継ぎ息子の順慶(じゅんけい)は幼少だったため、遺言どおり順昭の死を隠
丁寧は、金属製の楽器の名前に由来する。昔、中国の軍隊で、警戒や注意を知らせるために鳴らす楽器を「丁寧」といった。そこから、注意深くすることを「丁寧」と言うようになり、細かい点まで注意が行き届い
お墨付きは、室町時代・江戸時代、将軍や大名から臣下に与えた領地を後日の証拠として保証・確認する文書のことを指した。その文書が「お墨付き」と呼ばれた由来は、署名や署名を図案化した「花押」が、墨で記さ
意地悪の「意地」は、仏教で「心の持ちよう」「気性」を意味する。「意地」に「悪い」がついた「意地悪」は、気性が悪い意味の「意地悪い」という形容詞からできた言葉で、逆に「意地が良い」という言葉も存在し
仏頂面の「仏頂」は「仏頂尊」のことで、仏頂尊とはお釈迦様の頭上(仏頂)に宿る広大無辺の功徳から生まれた仏である。仏頂尊の面相は知恵に優れ、威厳に満ちているが、無愛想で不機嫌にも見えることから「仏頂
ぶっきらぼうは、「打っ切り棒(ぶっきりぼう)」が転じた語で、その語源には二通りの説がある。ひとつは、打っ切り棒とは水飴を煮つめて回転させながら、引き伸ばして切った白い棒状の飴のことで、その飴のぶっ
歌舞伎役者が観客に述べる挨拶を「口上」といい、一日の興行の最後に、頭取もしくは座頭が「まず今日はこれかぎり」という口上を「切口上」という。この切口上が、儀礼的で味気なく感じられることから、形式ばっ
つっけんどんは、「慳貪」に接頭語「突っ」が付いた語。「慳貪」の「慳」は「物惜しみする」、「貪」は「むさぼり欲する」といった意味があり、「慳貪」は「むさぼり物惜しみする」という意味であった。そこ
門前払いの「門前」は、奉行所の門前のこと。江戸時代の追放刑の中で、奉行所の門前から追い払うという最も軽い刑を「門前払い」といった。門を閉ざして追い払うところから、来訪者に会わず帰らせる意味が生