明く・明けると開く・開けると空く・空けるの違い・使い分け


「あく・あける」の漢字には、「明く・明ける」「開く・開ける」「空く・空ける」がある。

「明く・明ける」は、「夜が明ける」など「明るくなる」の意味や、「梅雨が明ける」や「夜勤明け」など「期間が終わる、片付く」の意味、「襟明き」など衣服の仕立て方に使われる。
「開く・開ける」は、「扉が開く」「蓋を開ける」など「ひらく(開く)」「オープン」の意味、「空く・空ける」は、「席が空く」「家を空ける」など「から(空)」の意味で使う。

対象によっては、「明く」と「開く」、「開く」と「空く」のどちらも使う場合があるので、使い分けに注意が必要である。

「目をあける」の場合、目を覚ますことを表すのであれば、目の前が明るくなることをいっているので、「目を明ける」と書くが、閉じていた目が開いたという動作を表すのであれば、「目を開ける」と書く。

「店をあける」の場合、開店を表すのであれば「店を開ける」、店をからにして留守にする意味であれば「店を空ける」。
「箱をあける」の場合も、箱の蓋をひらく意味であれば「箱を開ける」、箱の中身をからにする意味であれば「箱を空ける」と書く。

「穴をあける」の場合、ピアスの穴のように開放や開通させる意味であれば、「穴を開ける」で、基本的には「穴を開ける」と書くことが多い。
しかし、空間をつくることを表すのであれば「穴を空ける」で、「胃に穴があく」は「胃に穴が空く」と書く。
上記のような物理的な穴と違い、「舞台に穴をあける」や「家計に穴をあける」など慣用句として抽象的な表現の場合は、「穴をあける」とひらがな表記する。

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