なおざりの語源・由来
「なお」は以前の状態が引き続いているさまを表す副詞「なお(猶)」、「ざり」は係助詞「そ」に動詞が付いた「あり」の「ぞあり」であろう。「ざり」を「さり(避・去)」で、手を打たず避けて放っておく意味と
「なお」は以前の状態が引き続いているさまを表す副詞「なお(猶)」、「ざり」は係助詞「そ」に動詞が付いた「あり」の「ぞあり」であろう。「ざり」を「さり(避・去)」で、手を打たず避けて放っておく意味と
「お(御)」は接頭語、「ざ(座)」は座敷、「なり(形)」は形状を表す語である。江戸時代には、「ざなり(座成)」や「ざしきなり(座敷成)」と用い、座敷(宴会の席)でその場だけの取り繕った言動をするさ
杜撰の語源は、中国の『野客叢書』の説が有力とされる。その説は、杜撰の「杜」は、中国宋の詩人 杜黙(ともく)を表し、「撰」は詩文を作ること。杜黙の作った詩は、律(詩の様式)に合わないものが多かっ
「塞翁が馬」は、中国前漢時代の思想書『淮南子』「人間訓」に起源を持つ言葉で、北方の「砦・塞(とりで)」に住む老人(塞翁)の物語です。昔、中国北方の砦に住む塞翁は、ある日、飼っていた馬が逃げ出し
コンパは、ドイツ語の「Kompanie」や英語の「company」に由来し、「仲間」や「会社、会合、交際、交友」を意味します。この言葉は、明治時代に学生たちの間で使われ始め、最初は「コンパニー」と呼ば
蛇足の語源は、蛇の絵に足を描き加えたという、『戦国策(斉策上)』の以下の故事に由来する。中国の楚の国で、司祭者から召し使い達に祭りの酒がふるまわれた。その酒は全員で飲むには足りない量だったため
日本の昔、台風は「野分き(のわき)」と呼ばれ、『源氏物語』第二八帖の巻名にも登場していました。気象学では、風速32.7メートル以上の強風を「颶風(ぐふう)」と呼ぶことが一般的でした。明治時代末
ハリケーンは、英語「hurricane」からの外来語。「hurricane」は、スペイン語「huracan(ウラカーン)」の転訛とされる。ウラカーンは、古くカリブ海沿岸で「暴風の神」のことを指
嵐は、「あらし(荒風)」の意味と考えられる。形容詞「荒し」の名詞化とも考えられるが、「かぜ(風)」の「ぜ」と同じく、「し」は「風」の意味であろう。古くは、山から吹きおろしてくる風を「あらし」と
いなせは、江戸日本橋魚河岸(うおがし)の若者の間で流行した髪型に由来する。その髪型は、魚のイナ(ボラの若魚)の背に似ていることから、「鯔背銀杏(いなせいちょう)」と呼ばれた。そこから、魚河岸の
おしゃれは、「洒落(しゃれ)」と同じく、「晒れ(され)」もしくは「戯れ(され)」が転じた言葉です。「晒る(さる)」は、風雨や日光に長い間当たり、白っぽくなることが原義で、「戯る(さる)」は、「たわむれ
ファッションは、「仕方」「流儀」「流行」を意味する英語「fashion」からの外来語。英語の「fashion」は、「作ること」「なすこと」を意味するラテン語「factio」に由来し、古期フランス語