笑止の語源・由来
笑止は「勝事」に由来する語で、「事」は漢音で「し」と読み、「しょうし」と言った。勝事は世にも稀な素晴らしいことを意味した語だが、珍しいの意味から普通ではないことを表すようになり、良い意味にも悪い意
笑止は「勝事」に由来する語で、「事」は漢音で「し」と読み、「しょうし」と言った。勝事は世にも稀な素晴らしいことを意味した語だが、珍しいの意味から普通ではないことを表すようになり、良い意味にも悪い意
切ないの「切」は、心が切れるほどの思いを意味し、「切なる思い」や「切に願う」など、「親身なさま」を表す言葉としても用いられる。「切ない(せつなし)」は、元々「大切に思う」といったポジティブな意味も
くだらないは、動詞「下る」に打ち消しの助動詞「ぬ」がついて「くだらぬ」、「ない」がついて「くだらない」となった。「下る」には通じるといった意味を示す場合があり、それを「ない」で否定して、「意味がな
責任転嫁の「転嫁」は、「嫁を転がす(転がる)」といった意味ではなく、「二回目の嫁入り(再嫁)」という意味。転じて、「転嫁」は他に移すことを表すようになった。「転嫁」のみでも、自分の罪や責任を他
プレカリアートは、「precariato」というイタリアの落書きに由来する。「precariato」は、イタリア語の「不安定な」を意味する「precario(プレカリオ)」と、「無産階級」や「賃金
元気を古くは「減気」と書き、病気の勢いが衰えて快方に向かうことを表した。近世には「験気」と書き、治療などの効果が現れて気分がよくなることの意味となった。さらに、活動の源となる力や活力の盛んなさ
「ルンペン」の語源は、布切れやボロ服を指すドイツ語の「Lumpen」です。この言葉は、ドイツ語では浮浪者を指す際には「Penner」や「Pennbruder」とも使われています。また、「ごろつき」を意
言語道断は元仏教語で、仏法の奥深い真理は言葉で説明しきれないことを意味する。『平家物語』に「時々刻々の法施祈念、言語道断の事どもなり」とあるように、古くは、言いようがないほど立派であるという意味で
乞食は、中国から仏教用語として入った語。本来、乞食は修行僧が家の門前に立ち、施しの米や金銭を受けて回ることを意味したが、物もらいの意味ばかりが強調されるようになり、修行僧以外の金品を乞う者をさすこ
不思議は、仏教用語「不可思議(ふかしぎ)」の略である。不可思議は、仏や菩薩の神通力や行為のように、言葉に表すことも思いはかることもできない境地を意味し、「思議すべからず」と訓読される。転じて、
いたいけは、「痛き(いたき)」+「気(け)」が音変化した語で、「気」は気配や様子を意味し、見ると心が痛むほど愛らしく思われるさまを言ったと見られる。その他、程度の著しいことを表す「いた(甚)」と「
よむの語源は諸説あり、「よぶ(呼)」の意味や、「よびみる(呼見)」の意味とする説あたりが妥当と思われるが、断定が難しい。「読む」にはいくつかの意味があるが、数を数える意味で用いられた例が古い。