虎の威を借る狐の語源・由来
虎の威を借る狐の出典は、中国の『戦国策(楚策)』で、次の故事に由来する。トラに捕らえられたキツネが、「私は神様から百獣の長になるよう命ぜられた。食べたら罰が当たるぞ。嘘だと思うならついてきなさい」
虎の威を借る狐の出典は、中国の『戦国策(楚策)』で、次の故事に由来する。トラに捕らえられたキツネが、「私は神様から百獣の長になるよう命ぜられた。食べたら罰が当たるぞ。嘘だと思うならついてきなさい」
玄人はだしは、玄人(専門家)が履物をはくのも忘れ、はだしで逃げ出すほどであるという意味に由来する。上記のとおり、はだしで逃げ出すのは素人ではなく玄人の方なので、「素人はだし」というのは誤り。「
漢字の「堪能」は本来「かんのう」と読む漢語で、和語の「たんのう」に当てた当て字である。「料理を堪能する」など十分に満足することの意味は、和語の「たんのう」からだが、「英語に堪能だ」など優れているこ
ナルシストはオランダ語「narcist」からの外来語で、英語では「narcissist(ナルシシスト)」という。「narcist」や「narcissist」は、ギリシャ神話に登場する美少年のナルキ
手前味噌という際の「手前」は、「自分のすぐ前」という意味ではなく、「自家製」や「自前」、また一人称の「自分」のことである。手前味噌の「味噌」は食品の味噌のことだが、現代でも「ポイント」の意味で使わ
「呉越同舟」は、中国の『孫子』第十一篇「九地」に由来する四字熟語です。この熟語は、「呉」と「越」という春秋時代の中国の国名で敵同士であったものが、同じ舟に乗り合わせた際に困難に直面すれば互いに協力し合
「漁夫の利」は、中国の戦国時代の史書『戦国策(燕策)』に登場する故事に由来しています。趙の国が燕の国を攻撃しようとした際、燕の蘇代が趙の恵文王に対して語った話が基になっています。話によれば、ハマグ
ざっくばらんは、心をざっくり割って、ばらりと明かすという意味。擬態語の「ざっくり」や「ざっく」、「ばらり」や「ぱらり」などからと考えられる。江戸時代から明治時代には、「ざっくばらり」という語も
青春は、陰陽五行説に由来する。陰陽五行説には、「木・火・土・金・水」の五行があり、各々に対応する「方位」「色」「時」「神」がある。五行の「木」は、「東」「青」「春」「青竜」に対応し、春の色は「
戸惑いは、本来、入るべき家や部屋がわからなくてまごつくことを意味した語で、文字通り、「戸(入り口)に惑うこと」が語源である。そこから、寝ぼけて方角を失いまごつくことや、進む方向がわからなくなること
葛藤の「葛」は、植物の「葛(カズラ)」のことで、蔓草(つるくさ)の総称。「藤」は、マメ科の蔓性落葉低木「藤(フジ)」のこと。葛や藤の蔓がもつれ絡むところから、物事がもつれて解決が付かないことや
すし屋などで米や白飯を「シャリ」と呼ぶのは、色や形が火葬したあとに残る粒状の骨「舎利」と似ていることからである。しかし、サンスクリット語で「米」を意味する「sari」を語源とする説があり、色や形の