人口に膾炙するの語源・由来
人口に膾炙するの「膾炙」は、生肉を細かく刻んで酢で和えた「なます(膾)」と「炙り肉」のこと。なますも炙り肉も美味で、誰の口にも合い、多くの人に好まれるところから、人々にもてはやされ、広く世間に知ら
人口に膾炙するの「膾炙」は、生肉を細かく刻んで酢で和えた「なます(膾)」と「炙り肉」のこと。なますも炙り肉も美味で、誰の口にも合い、多くの人に好まれるところから、人々にもてはやされ、広く世間に知ら
買い被るの本来の意味は、「物を実際の価値よりも高く買う」。高く買うことを「被る」と表現しているのは、「相場より高く買ってしまい損害を被る」ところからである。買い被るが「人のことを過大評価する」
ぶりっ子は「かわい子ぶる子」や「いい子ぶる子」などの語尾「ぶる子」から生じた語で、そのように振る舞う意味の「ぶる(振る)」に由来する。1980年、タレントの山田邦子が「かわい子ぶりっ子、ぶるぶるぶ
網走の地は、近世に「アバシリ場所」や「はばしり」で見られ、その由来はアイヌ語の「アパシリ」にある。由来となったアイヌ語には、「アパ・シリ(入口の土地)」、「ア・パ・シリ(我らが見つけた土地)」、「
函館は「宇須岸(ウスケシ)」と呼ばれていた地で、「ウスケシ」はアイヌ語で「湾の端」の意味。室町時代の享徳3年(1454年)、南部氏に追われた安東氏の武将 河野政通が、宇須岸に箱形の館を建てたところ
天衣無縫は、天女の衣服(天衣)には縫い目がない(無縫)という意味。そこから、詩や文章などでわざとらしい技巧がなく、自然でありながら完璧なことや、天真爛漫なことを「天衣無縫」というようになった。
天真爛漫の「天真」は、天から与えられた自然のままの姿で、飾り気がないこと。「爛漫」は、花が咲き乱れるさまや、光り輝くさま、明らかに現れるさまのこと。そこから、子どものように無邪気で憎めないさま
与那国を地元では「ドゥナン」と言うが、石垣島では「ユノ」や「ユノーン」と呼んでおり、「ドゥナン」は「ユノーン」が訛った語と考えられている。沖縄の砂浜には、オオハマボウの花が咲いており、別名を「ユウ
那覇は現地語で「ナーファ」「ナファ」と呼ばれていたが、江戸初期から「那覇」の表記が見られる。「ナーファ(ナファ)」は、「魚場(なば)」に由来するというのが定説となっているが、魚場が沖合の漁場を表す
一肌脱ぐの「肌」は、皮膚のことではなく、物を覆い包んでいるもののことで着物を表す。和服の袖から腕を抜いて、上半身をあらわにすることを「肌脱ぎ」という。力仕事をする時は「肌脱ぎ」の姿になることか
差し出がましいの「差し出」は、動詞「差し出る」の名詞形。差し出るは、「でしゃばる」「出過ぎた行動」を意味する。差し出がましいの「がましい」は、「おこがましい」「押し付けがましい」「恩着せがまし
ゼラチンは、英語「gelatin」からの外来語。gelatinは、フランス語の「gélatine」、イタリア語の「gelatina」からの借用で、その語源はラテン語で「凝固する」「凍結する」の意味