日本一高い山は富士山ではなかった

日本一高い山は新高山

富士山の標高は3,776mで、日本一高い山と知られています。
しかし、その富士山よりも176m高い、標高3,952mの「新高山(にいたかやま)」が日本で一番高い山でした。

日本一高い新高山とは

新高山は、台湾のほぼ中央に位置する「玉山(ぎょくざん)」という山で、台湾で一番高い山です。
1895年~1945年までは、日本が台湾を統治していたため、標高3,952mの玉山が日本で一番高い山でした。
玉山は、それまで日本一高かった富士山よりも高いことから、明治天皇によって「新しい日本最高峰」という意味で「新高山」と名付けられ、大日本帝国の学校でも「日本一高い山は新高山」と教えられていました。

まだある富士山よりも高い山

台湾には標高3,886mの「雪山(せつざん)」もあり、新高山に次いで高い山であることから「次高山」と命名されました。
その他、玉山東峰(3,869m)、玉山北峰(3,858m)、玉山南峰(3,844m)、秀姑巒山(3,833m)、馬博拉斯山(3,785m)など、台湾には富士山よりも高い山がいくつもあります。

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