日本一低い山は宮城県仙台市の日和山

複数存在する日本一低い山

日本一高い山といえば、誰もが知っている標高3,776mの富士山ですが、日本一低い山になるとあまり知られていません。
日本一低い山は、定義によって違いがあるため複数存在しています。

日本一低い日和山

宮城県仙台市宮城野区蒲生にある日和山は、標高6.05mで日本一低い山でした。
しかし、1996年、大阪府大阪市港区にある標高4.53mの天保山が、国土地理院の地形図に掲載され、日本一低い山の座を天保山に譲ることになりました。
日和山は2011年3月11日に発生した東日本大震災の津波や地盤沈下の影響を受け、一時は消滅したと報道されましたが、国土地理院が調査を行った結果、標高3mの山と認定されました。
そのため、2014年4月9日からは再び、日和山が日本一低い山になっています。

2番目に低い山でも日本一低い天保山

大阪府大阪市港区の天保山公園にある天保山の標高は4.53m。
日本で2番目に低い山ですが、山頂に二等三角点がある山として、は日本一低い山になります。
山頂に一等三角点のある山の中で日本一低い山は、大阪府堺市堺区の大浜公園内の蘇鉄山で、標高は6.97mです。

日和山よりも低い大潟富士

秋田県南秋田郡大潟村にある大潟富士は、周囲からの比高が富士山の1,000分の1の3.776mで、標高(海抜)0mになるよう造られた人工の山です。
周囲は干拓地で、海水面より低いところに造られたため、高さが3.776mあっても、標高は0mになっています。
大潟村は大潟富士の掲載を国土地理院へ求めましたが、人工の山で歴史も浅いという理由から掲載を見送られているため、標高0mですが日本一低い山になっていません。

自然の山で日本一低い山は弁天山

日和山、天保山、蘇鉄山、大潟富士は、いずれも築山(人工の山)です。
自然の山として日本一低い山は、徳島県徳島市方上町にある標高6.1mの弁天山です。
自然の山の中でも、火山として日本一低い山は、山口県萩市にある標高112mの笠山になります。

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