卑しいの語源・由来
卑しいは、「否(いや)」や「嫌(いや)」の語源である感動語の「いや」を元に、価値感情を伴い形容詞化した語。上代から用いられている語だが、元々は、身分の低さをいう語であった。そこからしだいに意味
卑しいは、「否(いや)」や「嫌(いや)」の語源である感動語の「いや」を元に、価値感情を伴い形容詞化した語。上代から用いられている語だが、元々は、身分の低さをいう語であった。そこからしだいに意味
会議は、中国の『史記』にも見える漢語。「会食」や「会談」などと同じ語構成で、文字通り、「会して(集まって)議する(意見を出し合う)」の意味。日本では、江戸時代中期からわずかに例が見える程度で、
やけくその「くそ」は、「やけ(自棄)」を強めていう語で、「下手くそ」や「くそ真面目」の「くそ(糞)」と同じである。「やけ」は「焼け」と同源で、心が焼けるようになるところからとする説と、「いやけ(厭
フラッパーは、英語「flapper」からの外来語。flapは「翼をパタパタと羽ばたかせる」を意味し、flapperは「まだうまく飛べない若鳥」のことをいった。そこから、flapperは「まだ社
オノマトペは、フランス語「onomatopée」からの外来語。「onomatopée」は、古代ギリシャ語で「音を模倣した単語」を意味する「ὀνοματοποιία」に由来する。「ὀνομα」は
乾杯は「杯(盃)を乾す」と書くように、本来は、酒を飲み干すことを意味する。昔は、獣角や貝殻などの不安定な酒器を用いたことから、一気に飲み干すことが「乾杯」であった。日本の宴席などで行われる
横瀬は、南北朝時代に「横瀬郷」で見える。横瀬の地名は、川(瀬)が当地の中央を横に流れていることに由来するといわれる。
カラスムギは、人間が食用にせず、カラスが食べる麦の意味からというのが通説となっている。その他、カラスムギの語源には、実が黒いことに由来し、「クロシ(黒)」が転じて「カラス」になった説や、実の色をカ
スイレンは水面に浮かぶため「水蓮」と書き誤ることも多いが、「スイ」は「水」ではなく「睡眠」の「睡」。この名前は、ヒツジグサの漢名「睡蓮」からで、「眠るハス(蓮)」の意味。ハスに似た花が朝開いて
須崎の地名は、戦国期に「洲崎」で見え、江戸時代に入って「須崎」と記すようになった。湾内に突き出した洲の意味から、「洲崎」と称したのであろう。
破鏡は、中国の古代神話を編纂した古書『神異経』の次の故事に由来する。昔、離れて暮らさなければならなくなった夫婦が、割った鏡の一片をそれぞれ持ち、愛情の証とした。やがて、妻は別の男性と関係を持っ
賢いは、文語「かしこし」の口語。かしこしは、「厳かだ」「偉い」を意味する「いかし(厳し)」が転じた語で、元々は、「恐ろしい」という畏怖の念を表した。そこから、賢いは権威のある者に対する「恐れ多