二の句が継げないの語源・由来
二の句が継げないの「二の句」とは、雅楽の朗詠で三段階あるうちの二段目の句のこと。一段目は低音域、二段目は高音域、三段目は中音域で、二の句は高音域である。高音のまま詠じ続けて、息切れしやすく難し
二の句が継げないの「二の句」とは、雅楽の朗詠で三段階あるうちの二段目の句のこと。一段目は低音域、二段目は高音域、三段目は中音域で、二の句は高音域である。高音のまま詠じ続けて、息切れしやすく難し
水を向けるは、巫女が生霊や死霊を呼び寄せ、自分の口を通し思いを伝える「口寄せ」に由来する。口寄せを行う際、茶碗に水を入れ、樒(しきみ)の葉を浮かべて差し向ける呼び水を「水向け」という。霊を呼び
本来は「横に車を押す」と言った。前後に動く車を横に押そうとしても、簡単に動くものではないことから、理不尽なことを強引にすることを「横に車を押す」や「横車を押す」と言うようになった。名詞形は「横
二の舞は、蔵面をつけて舞う雅楽のひとつ「安摩(あま)」の答舞に由来する。安摩の舞の後に、「咲面(わらいめん)」と「腫面(はれめん)」をつけた二人が、わざと失敗しながら安摩の舞を真似て演じる滑稽な舞
堂に入るは、「堂に升りて(のぼりて)室に入らず」からできた言葉。「堂」は客間・表座敷のことで、「室」は奥の間のこと。客間にのぼった程度では奥のことまで分からないことから、堂に升りて室に入らずは
下駄を他人に預けてしまうと、その場から自由に動けなくなる。あとは、預かった人の心次第で、自分はじっとしているしかないところから生じた言葉。
破れ鍋に綴じ蓋の「破れ鍋(割れ鍋)」とは、割れて壊れた鍋のこと。「綴じ蓋」の「綴じ」は縫い合わせるの意味で、「綴じ蓋」は繕って修繕した蓋のこと。割れて壊れた鍋にも、うまく合う修繕した蓋があると
「虚仮(こけ)」は、仏教用語で、「虚妄(きょもう)」「偽り(いつわり)」を意味する「虚」と、「真」や「実」に対して実体のないことを指す「仮」が組み合わさり、「実の伴わないこと」「心や行為が真実でないこ
鰯の頭も信心からの読み・別表記いわしのあたまもしんじんから/いわしのかしらもしんじんから鰯の頭も信心からの意味鰯の頭のようなつまらないものでも、信仰すれば非常に尊いものに見えることから、信
ためつすがめつは、「たむ」と「すがむ」のそれぞれの連用形に、「~したり」表す完了の助動詞「つ」が付いた言葉である。たむは、狙いをつける・じっと見る意味の「たむ(矯む)」。すがむは、片目を細めて
印税は、英語「stamp duty」の訳である「印紙税」の略語で、税金の一種ではない。元々は、発行部数の確認のため、著者が書籍の奥付などにに押印したり、押印した紙片(検印紙)を貼っていた。その
按摩の「按」は、つくりの「安」に「落ち着ける」「しずめる」の意味があり、「手」+「安」で「手で下におさえる」を表す。そこから、「おさえる」の意味になった。按摩の「摩」の「麻」は「すりもんで繊維