語源由来

「物事をうまく処理すること」が本来の「料理」の意味に近い。漢字の「料」は、「米」と「斗」を合わせた「計る」という意味を持つ字、「理」は「おさめる」といった意味で、「物事を適当に処置する」「世話をす

オーデコロンは、フランス語の「eau de Cologne」からの外来語。「eau」は「水」、「Cologne」は「コローニュ（ドイツのケルン）」を表し、「eau de Cologne」で「ケルン

不倫の「倫」は、漢語では「仲間」「類い（たぐい）」の意味をもつ。同列に並んだ仲間ということから、「倫」は人間同士のきちんと整理された関係を表し、「秩序」「道徳」という意味に派生した。「倫（道徳

「五輪」という呼称は、新聞の見出しには「オリンピック」の文字が長すぎるため、スペースを節約する目的で作られた名であった。初めて「五輪」が使われたのは、1936年8月6日付の読売新聞の見出し「五輪の

「目から鱗が落ちる」という表現は、新約聖書『使徒行伝』第九章のエピソードに由来し、それはキリストの奇跡によって盲目の男が見えるようになった瞬間を描いています。この言葉は、もともとは誤りを悟り、迷いから

宇宙の「宇」は元々「軒」や「屋根」を表した漢字で、四方に葺き下ろした部分のことから、上下四方で「空間」を意味する。「宙」は「時」を意味する漢字である。この二つを合わせた「宇宙」は、三次元空間（

イノシシは、「猪（い）の獣（しし）」という意味から。「い」は鳴き声を表した擬声語で、「ウィ」と発音し、古くは単に「ヰ（ゐ）」と呼ばれた。現在でも、干支を表す際には「い（亥）」と言う。「しし

豚の語源には、「ブーブー」という鳴き声に由来する説と、「太い」の「フト（太）」が転じて「ブタ」になったとする説がある。世界的に豚を表す語の多くは「p」か「b」で始まるため、鳴き声説が多く見られる。

コリアンダーは、英語「coriander」からの外来語。「coriander」は、ギリシャ語の「Koriandron」に由来し、ラテン語「coriandrum」を経て「coriander」となった

コエンドロは、「コリアンダー」を指すポルトガル語「coentro（コエントゥロ）」に由来する。ただし、コエンドロ（コリアンダー）が日本へ伝来したのはポルトガル人によるものではなく、930年の『和名

こにしは、前漢の張騫が胡の国から持ち帰たもので、当初は「胡すい」と称したが、後趙の石勒の名が「胡」であることから、「胡」を避けて「香すい」と称されるようになった。日本では「香すい」の字音「コヌスイ

凧を「タコ」と呼ぶのは関東方言で、関西方言では「イカ」と呼ばれ、18世紀後半の方言集『物類称呼』には「イカノボリ」の例も見られる。凧が「タコ」や「イカ」と呼ばれ始めた由来は、紙の尾を垂らして揚がる