番茶の語源・由来
番茶は、遅い時期にできる茶の意味で「晩茶」と呼ばれていた。「晩茶」が「番茶」に変わったのは、最初に摘む「一番茶」に対し、二番目、三番目に摘んでつくる茶の意味からの当て字である。番茶の語源には、
番茶は、遅い時期にできる茶の意味で「晩茶」と呼ばれていた。「晩茶」が「番茶」に変わったのは、最初に摘む「一番茶」に対し、二番目、三番目に摘んでつくる茶の意味からの当て字である。番茶の語源には、
大葉は植物名ではなく、刺身のつまや天ぷらにするなど、青じその葉を野菜として呼ぶ時の名前である。昭和36年(1961年)頃、静岡のつま物生産組合が、青じその葉を摘んだものを「オオバ」の名で出荷したの
シソは、漢名「紫蘇」の字音に由来する。中国で「紫蘇」の名が付いた由来には、食中毒で死にかけていた若者にシソの葉を煎じて飲ませたところ、たちまち元気になったことから、「紫の蘇る草」の意味で「紫蘇」と
懐石料理の「懐石」は、禅宗の僧が一時的に空腹をしのぐために懐へ入れていた「温石(おんじゃく)」のこと。温石とは、蛇紋岩や軽石などを火で焼き、布に包んだものである。懐石が空腹をしのぐものであった
すだちは「酸っぱいタチバナ」の意味で、「タチバナ(橘)」の「タチ」に「酸っぱい(酸)」意味の「ス」を冠した名前。ここでいう「タチバナ」は「ヤマトタチバナ」のことではなく、古く、生食されたミカン類の
洗いは、冷水で洗うところから付いた名で、動詞「洗う」の名詞形。漢字表記には「洗い」や「洗魚」のほか、「洗膾」がある。「洗膾」と書くのは、元々「洗い鱠(なます)」と言ったことに由来する。洗い
旧暦では月が隠れる頃が月末にあたることから、「つきごもり(月隠)」の音変化と考えれられる。ただし、「つごもり」のように名詞「つき」の「き」が脱落する音変化は他に例がなく、中世に「つきごもり」という
プレゼントは英語「present」からの外来語。ラテン語で「あらかじめ有る」「前に持って来る」の意味に由来する。「present」の語構成は、「pre=前に,あらかじめ」、「esse=ある=ラ
香りは、動詞「かおる」の名詞形。かおるの語源には、「カヲル(香居)」、「カハフル(香放)」、「カハル(香張)」の意味など、「カ」を「カ(香)」と関連付ける説が多い。「かぐ(嗅ぐ)」が「カ(香)
ねじるは、上二段動詞の「ねづ(捩づ)」が、近世以降、四段にも活用されるようになった語。ねじる(ねづ)の語源は、「ひねる」の「ねる」が「練る」に通じることから、「ねじる(ねづ)」の「ね」も「練る」と
足の語源は諸説あり、体の汚い部分で「悪し」の意味からとする説や、「端(はし)」が転じたとする説が有名であるが、正確な語源は未詳である。漢字の「足」は人に用いられ、哺乳動物に「肢」、昆虫に「脚」を用
羽の語源には、「ハヤノヘ(速延)」の反や、跳ねるところからとする説もあるが、漢字で「羽根」とも表記するように、「ハネ」は「ハ」という不安定な一音節を避けるため、接尾語「ネ」を付けたものである。「ハ