語源由来

「几帳面」の語源は、室内で貴人の座る場所に立てる間仕切りや風除けに用いられた家具である「几帳（きちょう）」に由来しています。具体的には、几帳の柱の表面を削り、角を丸くし、両側に刻み目を入れたものが「几

「ろくでなし」は、漢字で「碌でなし」と表記されますが、これは当て字で、本来は「陸でなし」と書かれます。言葉の語源には「陸（ろく）」が関連しており、これは土地が平らなことから来る言葉で、まっすぐで平らな

ニートは、「Not in Employment, Education or Training」の略。1990年代末にイギリスの労働政策に用いられた語で、日本では2000年代初頭から「ニート」の語が

ズボンは、フランス語の「jupon（ジュポン）」が変化した語。「jupon」は、女性がスカートの内側に履くペチコートのことで、男性が身にまとうゆったりとした衣服をいうアラビア語「djubba」に由

トイレは、英語「toilet room（トイレットルーム）」や「toilet（トイレット）」の略である。ただし、アメリカでトイレの呼称は、「bath room（バスルーム）」や「rest room

厚顔無恥の「厚顔」は、単独でも、あつかましく恥知らずなことを意味する。中国最古の詩集『詩経』に「巧言くわうの如く、顔の厚きや」とあり、「厚顔」は言葉巧みに乗り切り外面を良く見せ、内面の恥を隠すこと

井戸の「井」は「いる（居る）」の「い」と同じく「一箇所に止まる」「溜まる」「集まる」を意味し、「戸」は「処」の意味。古くは、地下水を掘って水を汲み上げるようにしたものだけではなく、川や泉から水を取

夏の言葉の語源には、様々な仮説が存在します。朝鮮語の「nierym（夏）」や満州語の「niyengniyeri（春）」など、アルタイ諸島に由来する言葉があり、「若い」「新鮮な」の原義が含まれるとする外

宴の語源には、手をたたく意味の「うちあげ（打ち上げ）」が変化した説と、「歌酒」の意味や「歌い上げ」の略など「歌」に関連付けた説がある。古くは、酒を飲み、手を叩いて楽しむところから、宴会をすることを

出典は中国の詩文集『文選』にある揚雄の詩「劇秦美新」で、建国した王莽を絶賛した「懿律嘉量，金科玉條，神卦靈兆，古文畢發，煥炳照曜，靡不宣臻」に由来する。金科玉条の金は「黄金」、玉は「宝玉」のことで

いびきは、平安時代の漢和字書『新撰字鏡』にも見られる古い言葉で、「息吹（いぶき）」という語も存在します。いびきの語源に関しては、「息」を「い」と読み、「息引き」「息響き」からとする説が最も一般的です。

がむしゃらは、向こう見ずにふるまうことを意味する「がむしゃ」に、接尾語「ら」が付いた語で、漢字の「羅」は当て字である。がむしゃは漢字で「我武者」と書くことから、語源を「我が強いわがままな武者（武士