阿吽の呼吸の語源・由来 – 息を合わせて調和する精神的な象徴
阿吽の呼吸の「阿吽」は、サンスクリット語「a-hum」の音写であり、「阿」は口を開き、「吽」は口を閉じて発する声を指します。この言葉は、「呼気」と「吸気」の意味となり、両者が息を合わせることを表現して
阿吽の呼吸の「阿吽」は、サンスクリット語「a-hum」の音写であり、「阿」は口を開き、「吽」は口を閉じて発する声を指します。この言葉は、「呼気」と「吸気」の意味となり、両者が息を合わせることを表現して
優しいは、動詞「やす(痩す)」の形容詞形で、身が痩せ細るような思いであることを表した語である。平安時代、他人や世間に対して引け目を感じながら振る舞う様子から、「控え目である」「つつましやかである」
レトロは、英語「retro」からの外来語で、「retrospective(レトロスペクティブ)」の略。「retrospective」は「回顧的な」「追憶にふける」など過去を懐かしむさまを意味し、「
胡散臭いは、怪しいさまを意味する「胡散」に、「らしい」を意味する接尾語の「臭い」をつけて形容詞化された語で、近世以降に見られる言葉である。胡散の語源には、「疑わしい」を意味する漢語「胡乱(うろん)
腑に落ちないの「腑」は、「はらわた」「臓腑」のこと。「腑」は「考え」や「心が宿るところ」と考えられ、「心」「心の底」という意味がある。そこから、「人の意見などが心に入ってこない(納得できない)
大童は、髪の乱れの形容から生まれた言葉である。「童(わらわ)」は元服前の子供(3歳から10歳くらい)のことであるが、子供が髪を束ねないで垂らしているその髪型もいう。大人はきちんと髪を結っている
「しゃにむに」は、18世紀半ばに見られる語。「しゃにむに」と意味や語形が似ている言葉で、17世紀半ばに見られる「しゃりむり(差理無理)」があるため、「しゃにむに」は「しゃりむり」が音変化した語と考
けじめの語源は諸説あるが、囲碁用語の「けち(結・闕)」からとする説、「けちえん(掲焉)」の説、「わかちめ(分目)」の説のいずれかと思われる。囲碁用語の「けち(結・闕)」は、対局の終盤で決まらない目
「挙げ句(挙句)」とは連歌や連句の最後の七・七の句のことで、最初にくる句は「発句(ほっく)」という。最後にくる句であることから、最終的な結果や結末を意味し、「◯◯したあげく」の形で用いられるように
結局の「結」は物事のしめくくり、「局」は囲碁や将棋などの勝負ごとを意味し、本来、結局は囲碁などで一局打ち終えることをいった。そこから、「結末」や「物事の終わり」の意味として広く一般にも使われるよう
「けったい」は、占いの結果を指す名詞「卦体(けたい)」が促音化して生まれた言葉です。もともとは「卦体が悪い」という表現で、縁起が悪いことを示していましたが、略されて「卦体」のみが使われ、「忌々しい」や
漢字の「変梃」は、「梃(てこ)」のみ当て字である。へんてこは「変(へん)」に接尾語の「てこ」がついたもので、「へんちき」も同様に接尾語「ちき」がついたもの。共に、近世から見られる言葉である。