けんもほろろの語源・由来
けんもほろろの「けん」は、「けんどん(慳貪)」の「けん」や、「けんつく(剣突)」の「けん」にキジの鳴き声の「けん」を掛けたものと言われる。しかし、つっけんどんなさまを「けんけんと」と言っていたこと
けんもほろろの「けん」は、「けんどん(慳貪)」の「けん」や、「けんつく(剣突)」の「けん」にキジの鳴き声の「けん」を掛けたものと言われる。しかし、つっけんどんなさまを「けんけんと」と言っていたこと
にべもないの「にべ」は、スズキ目ニベ科の魚の名前。ニベの浮き袋は粘り気が強く、接着剤の原料として使用され、「膠(にかわ)」や「にべにかわ」と呼ばれた。粘着力の強さの意味から、「にべ」は他人との
後の祭りの語源は以下のように、大きく分けて二説。細かく分けて四通りの説がある。1.京都八坂神社の祇園祭は、7月1日から約1ヶ月間行われるが、そのうち山鉾と呼ばれる豪華な山車が沢山繰り出される1
ほとんどは、副詞「ほとほと」が音変化した語。平安から鎌倉時代にかけて「ほとほど」や「ほとをと」となり、室町時代中期以降「ほとんど」の形となった。「ほとほと」は「辺」や「側」を表す「ほとり」の語
板につくの「板」は板張りの舞台のことで、「つく」は見事に合うことを意味する。経験を積んだ役者の芸は、舞台にしっくりと調和されていることから、経験を積んで動作や態度が職業などにしっくり合うことを「板
身も蓋もないの「身」は、物を入れる容器のこと。容器の本体も蓋も無いのは、隠す部分が全くなく、何もかもさらけ出した状態となる。そこから、露骨すぎて情緒もないことを「身も蓋もない」と言うようになっ
「あたらしい(新しい)」の本来の語形は「あらたし」で、「あらたむ(改む)」「あらためる(改める)」などと同源である。平安初期頃より、「あらたし」が音変化して「あたらし」となり、「あたらしい」になっ
ガラクタの「ガラ」は、「ガラガラ」という物が触れ合う音を表し、「クタ」はゴミを意味する「芥(あくた)」の略か、「朽ち(くち)」が訛ったものとされる。江戸時代には粗悪な物をさす以外に、人をこけにする
ゴミは、主に農家で「木の葉」を表した言葉で、各地の方言にも「木の葉」を指す言葉として残る。長野県には、木の葉を「ゴミ」、落ち松葉を「マツゴミ」と呼ぶところがある。愛知方言では落ち松葉を「ゴ」と
方言のような響きの「へぼ」だが「平凡」の略といわれ、坪内逍遙の『内地雑居未来之夢』には「平凡(へぼ)の女どもは」とある。江戸末期までには使われていた言葉のようで、俗語を集めた国語辞典『俚言集覧』に
へなちょこの「へな」は、腰砕けの状態を表す「へなへな」の「へな」で、「ちょこ」は「ちょこまか」など目立たない小さな動作を表す「ちょこ」と考えられる。漢字で「埴猪口」と表記されることもあり、「埴(へ
「ポンコツ」の語源には、「拳骨(げんこつ)」を聞き間違えたとする説と、「ポン」と「コツ」という擬音語(擬声語)説が存在します。古くは「ポンコツ」は拳骨で殴ることを指す言葉であり、拳骨の説が有力と考えら