けんもほろろの語源・由来

けんもほろろの「けん」は、「けんどん(慳貪)」の「けん」や、「けんつく(剣突)」の「けん」にキジの鳴き声の「けん」を掛けたものと言われる。
しかし、つっけんどんなさまを「けんけんと」と言っていたことから、「けんけんと」とキジの鳴き声「けんけん(ケーンケーン)」を掛けたと考える方が妥当であろう。
けんもほろろの「ほろろ」は、キジが羽ばたくときの羽音と考えられており、これを語呂よく「けん」に付けて「けんもほろろ」となった。
「ほろろ」をキジの鳴き声とする説もあるが、「けんけん」と無愛想に鳴きながら「ほろほろ」と羽音を立てて飛び去るさまと考えた方が、言葉の意味に近いと思われる。
また、キジの鳴き声を「ほろろ(ほろほろ)」と表現するのは、羽音を「ほろほろ」と表現したことから転じたもので、元々擬声語ではない。

出典:けんもほろろ – 語源由来辞典

キジが「けんけん」と無愛想に鳴き、「ほろろ」と羽音を立てて飛び去るさまから。
「けん」は「けんつく」「けんどん」などの「けん」とキジの鳴き声を掛けたもの。

出典:けんもほろろ – 故事ことわざ辞典

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