小春日和の語源・由来
小春を「春先」の意味と誤解し、春先の暖かくなり始めた頃に「小春日和」を使う人が多いが、春に使うのは誤用。「小春」は、旧暦10月(新暦の10月下旬から12月上旬頃)の異名である。この頃には、穏や
小春を「春先」の意味と誤解し、春先の暖かくなり始めた頃に「小春日和」を使う人が多いが、春に使うのは誤用。「小春」は、旧暦10月(新暦の10月下旬から12月上旬頃)の異名である。この頃には、穏や
出典は『史記・南越伝』の「因禍為福、成敗之転、譬若糾纏(禍に因りて福を為す。成敗の転ずるは、たとえば糾える縄の如し)」から。禍福は糾える縄の如しの「禍福」は、災難と幸福、不運と幸運、吉凶を意味する
芍薬の「芍」は「鮮やか」「はっきり目立つ」「抜きん出て美しい」という意味。「薬」は文字通り、薬草として用いたことに由来する。つまり、芍薬は「抜きん出て美しい薬草」の意味からついた名前である。
おあいそが「お勘定」を表すようになったのは、店が客に対し「お愛想がなくて申し訳ありません」などと断りを言いながら、勘定書を示していたことからである。そのため、お客が「おあいそして」と言うと、「こん
大垣は南北朝時代から見られる地名だが、古くは「大柿」と表記されており、暦応3年(1340年)の『大井庄華厳会料名寄帳』には「大柿殿」とある。大柿は「大きい柿」の意味ではなく、洪水によって土砂がえぐ
キキョウは、薬草としての漢名「桔梗」を音読みした「キチコウ(キチカウ)」が変化した語。漢名「桔梗」の語源は、乾燥した根が硬いという意味に由来する。キキョウは日本在来種で、古名には「アサガオ(ア
物見遊山の「物見」は、文字通り、物を見ることで、見物することを表す。「遊山」は、気晴らしに遊びに出かけることや、山野で遊ぶことを意味するが、本来は禅宗の言葉で仏教語であった。遊山の「遊」は自由
福寿草は和名で、旧暦の元日頃に花を咲かせるため、江戸初期から新年を祝う花として正月の床飾りに用いられたことから、めでたい「福寿」の佳名が付けられた。ただし、福寿草が正月頃に咲くのは、正月に間に合う
中華の「中」は「中央」、「華」は「礼文さかんなこと」を意味し、中華は「世界の中央にある文明の地」のことで、漢民族が周辺民族より文化が高く、中心になるという自負を表している。中華人民共和国の通称であ
あなたは、離れた場所や今より以前を表す「彼方(あなた)」が原義である。遠方を指す「彼方」から、「あちらの方」「あの方」というように、あなたは離れた場所に居る人を指す言葉としても用いられ、相手を指す
世界は仏教語で、サンスクリット語「lokadhātu」の訳。「世」は過去・現在・未来の三世のことで、すべての時間を表し、「界」は東西南北上下のことで、すべての空間を意味する。つまり世界は、すべ
万引きは、商品を間引いて盗むことから、「間引き」が語源で撥音「ん」が入ったといわれる。万引きの「万」は当て字。「間」には「運」の意味もあるため、「間」と「運」が結合され、運を狙って引き抜くとい