咄嗟の語源・由来
とっさは、中国語の「咄嗟」が語源。咄嗟の「咄」は、チェッと舌打ちする動作やその音を意味し、日本では「はなし」と読まれ、「噺」と同じく落語を意味する。咄嗟の「嗟」は、日本語でいえば「ああ」という
とっさは、中国語の「咄嗟」が語源。咄嗟の「咄」は、チェッと舌打ちする動作やその音を意味し、日本では「はなし」と読まれ、「噺」と同じく落語を意味する。咄嗟の「嗟」は、日本語でいえば「ああ」という
「世話」とは、もともと「世間でよく言われる言いぐさ」や「世俗の人が用いる話し言葉」を指し、その語源は世間の人々の話に由来しています。この言葉は、転じて「日常的なもの」や「通俗的なもの」を指すようになり
親の語源は、「子・小(こ)」に対して、「老(おゆ)」「大(おお)」の意味と関連付ける説が有力とされているが、正確な語源は未詳。古くは、父・母に限らず、祖父母・曾祖父母など祖先の総称として、「おや」
書く・描く・画くは、全て「掻く(かく)」に由来する。かつては、土・木・石などを引っ掻き、痕をつけて記号を記したことから、「かく」が文字や絵などを記す意味となった。
後釜は、かまどの残り火が消えないうちに、次の釜をかけることをいった語。そこから、前任者が退いた後、すぐ代わる人のことを言うようになった。特に、退く前から次を考えている意味が強く、悪いイメージで
命の語源には、「い」が「生く(いく)」「息吹く(いぶく)」の「い」で「息」を意味し、「ち」は「霊」の意味とした、生存の根源の霊力の意味とする説。「息の内(いのうち)」の意味とする説や、「生内(いき
地味の「地」には「本来備わっている性質」の意味があり、「味」は「趣き」の意味でも用いられることから「地味」になったとする説。落ち着いて派手でなくなることから、「大人染みる」の略「じみ」に漢字の「地
ふしだらは、サンスクリット語「sutra」を音写した「修多羅」が語源である。古代インドでは、教法を「多羅葉(たらよう)」という葉に書き、鉛筆のような物で経文を刻書し、散逸しないように穴を開け、紐を
落ち度は、本来「越度」と書いて「ヲツド」と言った。「度」は「法」を意味し、「越度」は法を越えることで、主に関所の法を破ることを表した。中世頃に「ヲチド」とも読むようになり、その頃から法以外にも
「名残」は当て字で、名前が残るという意味が語源ではない。なごりに漢字の「余波」を当て、波が打ち寄せたあとに残る海水や海藻も意味するように、「なみのこり(波残り)」が短縮し変化して出来た言葉である。
本命は「命」を呉音読みした「ほんみょう」が本来の読み方で、陰陽道で生まれた年により決められている特定の星、生まれた干支を指す言葉であった。重要なことを決めるときは本命によって決め、自分の本命を大切
大盤振る舞いの「大盤」は当て字。本来は「椀飯振る舞い」と書き、読みは「おうばんぶるまい」であった。椀飯とは、椀に盛った飯のことで、「わんばん」から「わうばん」。さらに「おうばん」へと変化した語