規模の語源・由来
規模の「規」の字は、直線の棒2本を∧型に組み、その幅を半径として円を描いて見ることを表した漢字で、元は、円形を描く「コンパス」を意味した。「模」の字は、物の型や文様を表す。「規」も「模」も「型
規模の「規」の字は、直線の棒2本を∧型に組み、その幅を半径として円を描いて見ることを表した漢字で、元は、円形を描く「コンパス」を意味した。「模」の字は、物の型や文様を表す。「規」も「模」も「型
一点張りは、近世後期の博打用語に由来する言葉。さいころ博打や花札などで、同じところばかり賭け続けることを「一点張り」と言った。そこから、他の事をかえりみず、ひとつの事だけを押し通すことを言うよ
一大事は、仏が衆生救済のために、この世に現れるという重大事を意味する語であった。「一大事因縁」ともいわれ、仏が衆生を救うためにこの世に現れ、それによって成仏するという、最も大切な目的を意味する言葉
八百長は、明治時代の八百屋の店主 長兵衛(ちょうべえ)の通称「八百長」に由来する。長兵衛は、相撲の年寄 伊勢海五太夫の碁仲間であった。碁の実力は長兵衛が勝っていたが、商売上の打算から、わざと負
まるでは漢字で「丸で」と書くように、円を表す「丸」に由来する。丸は欠けたところが無いことから、「完全」「全部」の意味を表すようになった。江戸中期から、完全に似ているさまを表した「まるで」の形が
真髄は、「精神」と「骨髄」からできた語。精神は思考や感情、気力をつかさどる心であり、「憲法の精神」というように物事の最も根本となるものを意味する。骨髄は骨の中心にある組織だが、心の中や心底を意
漢語の「演説」は、「演」が「講釈する」、「説」が「道理・教義・意義」で、道理や意義を述べ解くことを言い、日本でも「演説」はこの意味で使われていた。江戸時代末期、蘭和辞書『和蘭字彙』では「redev
プランは、英語「plan」からの外来語。英語の「plan」は、ラテン語で「平らな」「平面図」を意味する「planus」に由来する。「平面図」から建築の「設計図」も意味するようになり、「計画を実
うなだれるは、室町時代末期まで清音で「うなたれる」と言った。「うな」は、漢字で「項」と書くように「うなじ」のこと。「うなじ」に「たる(垂る)」が付いて「うなたる」となり、「うなたれる」と変化し
目安は、形容詞「めやすし」の語幹が名詞になった語。「めやすし」の語構成は「目(め)」+「安し(やすし)」で、見ていて安心していられるという意味から、平安時代には「見苦しくない」「見やすい」の意味で
ぐうたらは江戸時代から使われている言葉で、愚かでたるんでいることを意味した。ぐうたらの「ぐう」は「愚(ぐ)」の長音化したもので、「たら」は「弛む(たるむ)」などの基になる「たる」が変化したものであ
御馳走の「馳走」は、本来「走り回ること」「奔走すること」を意味する。昔は、客の食事を用意するために馬を走らせ、食材を集めたことから「馳走」が用いられた。走り回って用意するところから意味が転じ、