キリンの語源・由来
キリンは、もともと古代中国の伝説上の動物「麒麟」のことを指した。顔は竜に似て、鹿の身体に鱗があり、尾は牛、ひづめは馬、角が一本生えているというものである。中国では聖人が出て良い政治を行うと、麒
キリンは、もともと古代中国の伝説上の動物「麒麟」のことを指した。顔は竜に似て、鹿の身体に鱗があり、尾は牛、ひづめは馬、角が一本生えているというものである。中国では聖人が出て良い政治を行うと、麒
銀行は、英語「bank(バンク)」の訳語。幕末から明治初期には「両替屋」「両替問屋」「為替会社」とも訳されたが、「バンク」という語をそのまま用いることが多かった。明治5年(1872年)には訳語
パンは、キリスト教の布教によってもたらされたもので、その語源はポルトガル語の「pão」にあります。中国などを経由せずに直接日本に入ってきた外来語の中で、最も古い言葉とされています。ポルトガル語の「
くるまの「くる」は、物が回転するさまを表す「くるくる」や、目が回る意味の「くるめく(眩く)」などの「くる」で擬態語。くるまの「ま」は、「わ(輪)」の転と考えられる。単に「車」と言った場合、現代
切手は「切符手形」を略した語で、元は「切符」や「手形」と同じく、金銭の支払い証明や身分証明等の紙片を指す語として用いられた。室町時代以前は、主に現金や現物の代用となる為替や、年貢などの預かり証を意
これみよがしの「がし」は接尾語。古くは「かし」と清音で、文末にあって相手に念を押す気持ちを表す助詞であったが、近世に「がし」と濁音化し、命令文に付いて強い願望を表すようになった。つまり、「これ
駆け落ちは、中世末期から見られる語。戦国時代から江戸時代までは、戦乱・重税・貧困・悪事などから、よその土地へ逃げることを表し、「欠落(欠け落ち)」と書いた。「欠落」と表記するのは、戸籍から欠け
本来、義理は「物事の意味や道理」や「正義の道理」を意味していた言葉である。「義理堅い」などと使われる場合の「義理」の意味は、儒教(とくに朱子学)の「義」からきたもので、一般には広まったのは近世以後
あまつさえは、「あまり(余り)」と助詞の「さえ」からなる語。「あまりさえ」が促音化されて「あまっさえ」となり、促音無表記で「あまさえ」とも記した。近代以降、「あまっさえ」の促音「っ」を「つ」と
あながちは、本来「強引なさま」「身勝手なさま」を示す形容詞として用いられた語である。それが「あながち悪くはない」「あながち嘘とは言い切れない」など、打ち消しを伴なった形で使うようになり、「必ずしも
カンパは、ロシア語「kampaniya(カンパニア)」の略。カンパニアは、政治的な活動や闘争を意味し、特に、大衆に訴えて、ある目的を達成しようとする組織的な活動をいった。そこから、カンパは資金
長丁場の「丁場」は、「町場」「帳場」とも書き、宿場と宿場との間の距離を意味した。元々は、宿場間の距離が長いことを「長丁場」と言っていたが、長い距離を行くには時間がかかることから、仕事などで長時間か