青二才の語源・由来
青二才の「青」は、「青臭い」や「青侍」などと用いるように、未熟な者を表す接頭語。青二才の「二才」には、二通りの説がある。ひとつは、若者組(現在の青年団)に入るニューフェイスを「新背(にいせ)」
青二才の「青」は、「青臭い」や「青侍」などと用いるように、未熟な者を表す接頭語。青二才の「二才」には、二通りの説がある。ひとつは、若者組(現在の青年団)に入るニューフェイスを「新背(にいせ)」
あきんどは、平安中期の辞書『和名抄』に「商人」の意味として「あきひと」があり、『古今集』には「あきびと」の例が見られる。あきんどは「あきひと」や「あきびと」が音変化した「あきゅうど」が更に変化した
所在ないの「所在」は、漢語では「存在する場所」や「ありか」などの意味しかないが、日本では発展的用法で「仕事」「職業」「地位」、また「すること」や「行為」といった意味も持つ。所在ないは「すること」を
「出世」は、仏教用語の「出世間(しゅっせけん)」が由来しており、これは「俗世間の煩悩を解脱し悟りを得ること」を指します。仏教では出家して僧侶になることも「出世」と呼ばれ、僧侶は「出世者(しゅっせしゃ)
三隣亡は、もともと「三輪宝」と書いた。三輪宝とは、「天」「地」「人」の三点(三角形)の中央に宝が位置することを意味する。江戸時代の暦注解説書には、「三輪宝」の注記に「屋立てよし」「蔵立てよし」
座敷は、板張りの床に対して生まれた語。昔は板敷き床であったため、畳・しとね・円座などの敷物を敷いて座る場所を設けた。それらの敷物を「座」ということから、座を敷いた場所の意味で「座敷」となった。
自然体は、柔道や剣道で基本姿勢をいった語。柔剣道では、両足をわずかに前後または左右に開いて、無理ない形で自然なまま立った姿勢を「自然体」という。
「いまわ(今際)」は「今は限り」の略で、旧仮名は「いまは」である。「今は限り」は「今はもうこれ限り」、つまり「死に際」「臨終」を意味する。これに「際」を加えた「今際の際」は重複表現であるが、ギ
銀幕は、英語「silver screen」の訳語。昔の映写幕のうち、布にアルミの粉などを塗布したものを「silver screen」と言ったが、それが「映写幕」を表す語となって「映画」の意味にも転
踏ん張るは、「踏み張る」の「踏み」が撥音便化した語。本来、踏ん張るは足を開いて地面を踏み張った状態を表す。地面を踏み張る状態から、辛さをこらえて耐え忍ぶことや頑張ること、譲歩せず自分の意見を押
腹心の元々の意味は「腹と胸」で「体の中心」を言い、転じて「心の奥底」を意味するようになった。「腹」と「心(胸)」は自身の頼みどころでもあり、心の奥底も意味することから、心から信頼できることや、深く
退くは、後方の意味の「しり(後)」に、離れる意味の「そく(退く)」が付いた語。「そく(退く)」は、「そむく(背く)」、「さる(去る)」や「さける(避ける)」などとの関連が考えられる。漢字の「退