三面記事の語源・由来
明治初期頃の新聞は、「大新聞」と「小新聞」という区別があった。呼称は紙面の大きさの違いによるものだが、記事の内容や読者層も異なっていた。大新聞は知識人や旧士族が対象で、政治議論を主に編集された
明治初期頃の新聞は、「大新聞」と「小新聞」という区別があった。呼称は紙面の大きさの違いによるものだが、記事の内容や読者層も異なっていた。大新聞は知識人や旧士族が対象で、政治議論を主に編集された
度肝を抜くの「肝」は、肝臓や臓腑の総称であるが、それらに心があると考えられ、「心」「精神」「気力」などの意味を持つようになった。そこから「心や気力などを抜くほど、驚かせられる」といった意味で、「ど
「朝っぱら」の語源は「朝腹(あさはら)」から転じたものとされています。「朝腹」は、室町時代には既に存在し、「朝食前の空腹」を指す言葉として使用されていました。江戸時代に入ると、「朝腹」は「早朝」と同義
すっぱ抜くの「すっぱ」は、戦国時代、武家に仕えた忍者(スパイ)のことで、漢字では「素っ破」や「透っ波」と書いた。忍者は密かに行動し、情報を収集して明るみに出すことや、不意に刃物を抜くことから、出し
人いきれの「いきれ(熱れ)」は、熱気でむっとする意味の動詞「いきれる(熱れる)」の名詞形で、蒸されるような熱気を意味する。「いきれる(熱れる)」から生じた語には、「草いきれ」「熱り立つ(いきりたつ
総領の甚六の「総領」は、家名を継ぐべき子のことで、一番初めに生まれた子。特に、長男を指す。「甚六」は「お人よし」や「愚か者」をいう語で、「甚六」のみでも、のんびりしてお人よしな長男をいう。甚六
コツの語源は、漢語「骨(こつ)」。骨は体の中心にあり、体を支える役目を果たしていることから、人間の本質や素質などを意味する。そこから、コツは勘所や要領も意味するようになり、物事の本質を見抜き、
たかが知れるの「たか(高)」は、「残高」「生産高」など数量・金額・程度を表す語。その「たか」が知れることは、「程度がわかっている」「どのくらいか知れたもの」という意味であるから、「大したことはない
神経は、前野良沢や杉田玄白らが『解体新書』を翻訳する際、オランダ語「zenuw」の訳として「神気」と「経脈」を合わせて造られた造語。「神」の字には魂や心の意味もあり、「神気」は精神を表す。「経
どさくさの語源には、江戸時代に佐渡金山の人手確保のため行われた「博徒狩り」を語源とする説がある。これは、「佐渡(さど)」の音を反転させ、「◯◯らしい」などを意味する「臭い」の「くさ」をつけたもので
ズベ公という言葉は、「ずぼら」と同義であり、「ずべら」の略語です。この「公」は相手をやや軽蔑的に言う接尾語で、先生を「先公」、警察を「ポリ公」などと呼ぶのと同じです。ズベ公は、第二次世界大戦後になると
出典は、中国晋代の歴史を記した紀伝体の書『晋書 魏舒伝』。領袖の「領」は衣の「えり(襟)」、「袖」は「そで」のことで、本来「領袖」は「襟と袖」を意味する漢語である。衣服の襟と袖は特に目立つ部分