アチャラ漬けの語源・由来
アチャラ漬けの「アチャラ」は、ポルトガル語で野菜や果物の漬け物を意味する「achar(アチャール)」に由来し、近世初頭に南蛮貿易を通して日本に入ったといわれる。「アチャラ」に似た音で「漬け物」を表
アチャラ漬けの「アチャラ」は、ポルトガル語で野菜や果物の漬け物を意味する「achar(アチャール)」に由来し、近世初頭に南蛮貿易を通して日本に入ったといわれる。「アチャラ」に似た音で「漬け物」を表
アカメヤナギは、若葉や新芽が赤みを帯びていることからの名である。冬芽の赤い「フリソデヤナギ」の別名としても、「アカメヤナギ」の名は用いられる。
「狡兎(こうと)」はすばしっこいウサギ、「走狗(そうく)」は猟犬のこと。出典は『史記(越王勾践世家)』で、ウサギを追うのに使われていた犬も、ウサギが死んでしまえば用がなくなり、煮て食われてしまうこ
出典は中国の逸話集『説苑』の「其の出づる出でざるは、間に髪を容れず」などからで、「間(かん)に髪(はつ)をいれず」とも言う。間に髪の毛1本さえ入れる隙間もないということから、間髪を入れずは、事態が
降って湧くは、室町時代の『玉塵抄』にある「なにも根本のない、降って湧いたことか」の例が古い。この言葉は、降ったことによって湧いてくることを表しているのではなく、「天から降る」と「地から湧く」を合わ
三拍子は、能楽の囃子で大鼓・小鼓・太鼓(もしくは笛)の三種の楽器でとる拍子のこと。ぴたりと三拍子が揃うことで調和がとれることから、必要な三つの大切な要素、また、すべての条件が整っている意味となった
立錐とは、木に穴を空ける道具「錐(きり)」を立てること。立錐の余地もないは、細い錐が立つだけの余地すらなく、ぎっしり詰まって隙間もないという、狭い土地をたとえたものであった。そこから、人や物が
嵩にかかるの「嵩(かさ)」は、物の分量や大きさを表す語で、「かさばる」の「かさ」などと同じ。「かかる」は、「もたれかかる」や「よりかかる」の意味から、ここでは「すがる」「頼りにする」を表す。鎌
矢も盾もたまらないは、抑えられない自分の気持ちを外部からの攻撃にたとえた言葉。矢で攻めても盾で防いでも、どうにも相手の勢いを止めることができないところからである。「たまらない」は「堪らない」と
得体の語源は、以下の二通りの説がある。ひとつは、「偽体(ていたらく)」の音読「いたい・えてい」が転じたとする説。もうひとつは、平安朝時代には僧侶の着ている衣で宗派や格式がわかったことから、「衣
くりからもんもんの「くりから(倶利迦羅)」は、サンスクリット語「Kulika(Kulikaraja)」の音写で、不動明王の変化身「倶利迦羅竜王」のこと。倶利迦羅竜王の形像は、火炎に包まれた竜が岩の
イイダコの産卵期は、冬から春先。この時期に雌を煮ると、胴の中に飯粒がいっぱい詰まっているように見えることから「飯蛸」の名がついた。方言で、イイダコを「コモチダコ(子持ち蛸)」と呼ぶ地域もある。