不思議の語源・由来
不思議は、仏教用語「不可思議(ふかしぎ)」の略である。不可思議は、仏や菩薩の神通力や行為のように、言葉に表すことも思いはかることもできない境地を意味し、「思議すべからず」と訓読される。転じて、
不思議は、仏教用語「不可思議(ふかしぎ)」の略である。不可思議は、仏や菩薩の神通力や行為のように、言葉に表すことも思いはかることもできない境地を意味し、「思議すべからず」と訓読される。転じて、
いたいけは、「痛き(いたき)」+「気(け)」が音変化した語で、「気」は気配や様子を意味し、見ると心が痛むほど愛らしく思われるさまを言ったと見られる。その他、程度の著しいことを表す「いた(甚)」と「
よむの語源は諸説あり、「よぶ(呼)」の意味や、「よびみる(呼見)」の意味とする説あたりが妥当と思われるが、断定が難しい。「読む」にはいくつかの意味があるが、数を数える意味で用いられた例が古い。
断腸の思いの「断腸」は、中国『世説新語 黜免』の故事に由来する。中国、晋の武将 桓温が船で蜀へ行く途中、三峡を渡ったとき、従者が子猿を捕らえて船に乗せた。母猿が連れ去られた子猿の後を岸伝いで追
しあわせは、「しあわせる(為る+合わせる)」の名詞形として室町時代に生まれた語。本来は「めぐり合わせ」の意味で、「しあわせが良い(めぐり合わせが良い)」、「しあわせが悪い(めぐり合わせが悪い)」と
傍若無人の出典は、中国の『史記(刺客列伝)』の次の故事から。秦の時代、刺客の荊軻(けいか)は高漸離(こうぜんり)達と燕(北京)で毎日酒を飲んでいた。宴もたけなわになると街の中を歩きながら、高漸
勉強は「勉め強いる」と書くように、本来は気が進まないことを仕方なくする意味の言葉であった。商人が頑張って値引きをする意味の「勉強」は、江戸時代から使われており、学問や技芸を学ぶ意味の「勉強」よりも
可憐の「憐」の漢字には、「あわれむ」「惜しむ」「気の毒に思う」「不憫に思う」の意味がある。漢詩文では、「可憐」を「あわれむべし」と訓読して用いていた。これを音読して形容動詞としたのが「かれん」
デジタルは、英語「digital」からの外来語。「digital」の語源は、ラテン語「指」を意味する「digitus」で、10までの数が指で数えられるところから、「数字の」「計数型の」の意味で使わ
英語の俗語で「チェリー(cherry)」は「処女性」や「処女膜」を指す言葉として使われます。この表現は、処女が処女性を失う際に出る血の色をさくらんぼになぞらえたことが起源と考えられています。「
おとめの「おと(をと)」は、「男」の「おと(をと)」と同じく、「若返る」意味の動詞「をつ(復つ)」と同源で、「め」は「女」の意味である。上代では、成年に達した若い女性を「をとめ(乙女)」と言い、そ
処女は、「結婚前の家に居る女性」を意味する中国語に由来する。結婚前の女性の意味から、男性との経験がない女性を意味するようになった。古く中国では、処女が「かわいらしい女性」を指した例も見られる。