瀬戸際の語源・由来
「瀬戸」は「狭門(せと)」の意味で、両側の陸地が接近して海が狭くなっている所。古くは「せど」とも言い、「瀬戸」と表記されるようになったのは近世以降である。「際」は境界となるところ、境目の部分を
「瀬戸」は「狭門(せと)」の意味で、両側の陸地が接近して海が狭くなっている所。古くは「せど」とも言い、「瀬戸」と表記されるようになったのは近世以降である。「際」は境界となるところ、境目の部分を
江戸以前までは、文字通り、土壇場は土を盛って築いた壇の場所を表す言葉として使われていた。江戸時代に入り、斬罪の刑を執行するときに罪人を「土壇場」に横たわらせたことから、「斬首刑の刑場」を意味するよ
切羽とは、日本刀の鍔(柄や鞘に接する部分)の両面に添える薄い楕円形の金物のことで、これが詰まると刀が抜けなくなる。窮地に追い詰められた時に切羽が詰まると、逃げることも刀を抜くことも出来なくなるため
「呂律(ろれつ)」は、中国から伝わった雅楽の言葉「りょりつ(呂律)」が転じた語。音楽の基準とされた12音階のうち、「呂(りょ)」は陰の6音、「律(りつ)」は陽の6音を意味し、「呂」と「律」の音階が
しどろもどろの「しどろ」は、秩序がなく乱れている意味の形容詞「しどけなし(い)」の「しど」に接尾語の「ろ」が付いた語。「もどろ」は、まぎれる、まどう意味の動詞「もどろく」の「もどろ」で、「しどろ」
七草粥の風習は、中国から伝わったもので、平安時代中期に始まったとされています。中国では「六日年越・七日正月」と呼ばれ、七日が重要な節目と見なされていました。この日は「人日」とも呼ばれ、7種の菜を温かい
お屠蘇の語源には、「蘇」が悪鬼で、それを屠る(ほふる:体を切ってばらばらにする意)とする説。鬼気を屠り、魂を蘇生させる意味からとする説。「屠蘇」という名前の草庵に住む人が、大晦日の夜に里人に薬
お屠蘇の読み・別表記おとそ/おとうそ/御屠蘇お屠蘇の意味屠蘇散を酒やみりんに浸したもの。一年の邪気をはらい、延命長寿を願って年頭に飲む薬酒。また、年頭に飲む酒。語源由来辞典「お屠蘇」の
漢字の「亥」は、いのししや豚の骨格を描いた象形文字で、「骨組み」や「核」を表す。亥は十二番目で、全ての骨組みが出来上がった状態を表すものと考えられる。「亥」は「とざす」の意味で、種の中に生命力
破魔矢は、かつて「破魔矢奉製所」という企業が商標登録していた名前でしたが、更新が怠られたことにより一般名となりました。なお、「破魔矢」が商標登録されていた一時期、NHKのニュースでは「魔除けの矢」と呼
羽子板は、硬貨をおもりにした羽根を蹴る中国の遊びが、室町時代に日本に伝わって変化したものと考えられている。室町時代、羽根突きの羽根にはビャクダン科のツクバネの実が使われ、ツクバネの中国名「胡鬼」か
初詣の「初」は名詞や動詞の連用形の上に付けて接頭語的に用い、「初めての」「新しい」といった意味を表し、「その年初めての」という意味でも多く用いる語である。「詣(詣で)」は「参出(まゐいで)」から転