「急がば回れ」の由来と意味 – 宗長の歌が紡ぐ慎重な行動の教訓
「急がば回れ」の語源は、宗長(室町時代の連歌師)の歌「もののふの矢橋の船は速けれど急がば回れ瀬田の長橋」にあります。この歌の中で「もののふ」とは武士、「矢橋の船」とは矢橋の渡し船を指し、「瀬田の長橋」
「急がば回れ」の語源は、宗長(室町時代の連歌師)の歌「もののふの矢橋の船は速けれど急がば回れ瀬田の長橋」にあります。この歌の中で「もののふ」とは武士、「矢橋の船」とは矢橋の渡し船を指し、「瀬田の長橋」
うざいは、1980年代頃から使われ始めた言葉で、「うざったい」の略。うざったいは、俗に「鬱陶しい」を表した語で、元は東京多摩地区の方言であったものが、東京の若者の間で広く使われるようになり、全国に
拙いは「伝無し」の意味からと考えられる。「つた(伝)」は「連絡するつてがない」や「つてを頼る」などと用いる「つて(伝)」と同源で、つたないは「人に伝えるべき智も巧もない」の意味から、能力がないさま
えぐい(文語「えぐし」の口語)は、のどをえぐるような味覚であるという形容で、「えぐる」が語源である。のどを刺激するような味の意味での使用は古く、平安中期の『和名類聚抄』にも見られる。思いやりが
「女々しい」は、「女」を表す「め」を重ね形容詞化した言葉です。主に、ふるまいなどが女性のようであることを指しましたが、次第に「柔弱である」「未練がましい」の意味でも用いられるようになりました。「め(女
不甲斐ないの語源は、江戸時代の方言集『かたこと』にある「いふかひなし(云甲斐無し)」の「い」が脱落したとする説が通説となっている。これは、「言う甲斐がない」という意味で、言っても無駄な様子から、「
「でたらめ」は江戸時代末期頃から使用されている言葉で、漢字の「出鱈目」は当て字であり、魚のタラとは関係ありません。語源ははっきりしていませんが、「目」はサイコロの目を指しており、賭博の隠語に由来す
荒唐無稽は、中国古典の「荒唐之言」と「無稽之言」に由来し、「荒唐之言」は『荘子』、「無稽之言」は『書経』に見られる。ただし、「荒唐」と「無稽」が一緒に使われた例は見られないことから、「荒唐無稽」は
北海道は、明治2年8月15日の太政官布告により、「蝦夷地(えぞち)」や「松前(まつまえ)」と呼んでいたものを改称した地名。改称には江戸末期の蝦夷地探検家 松浦武四郎が、「日高見道」「北加伊道」「海
遠方に旅立つ際、道中の安全を祈願し、馬の鼻先を行き先の方向に向けた習慣から、「馬の鼻向け(むまのはなむけ)」という言葉が生まれ、「馬の鼻向け」が略されて「はなむけ」となった。「むまのはなむけ(うま
中国では「魂が体を離れてさ迷う姿」「死者の亡霊」の意味で、「鬼」の字が扱われていた。日本では奈良時代に「鬼」の字が使われているが、魔物や怨霊などを「物(もの)」や「醜(しこ)」と呼んでいたため、こ
「あまのじゃく」は、「天探女(あまのさぐめ)」という悪神の名前が転訛した語とされています。天探女は『古事記』や『日本書紀』の神話に登場し、人の心の内を探り意に逆らう、ひねくれた神でした。この悪神は、昔