生半可の語源・由来
生半可の「半可」は、よく知らないのに通人ぶる人や、そのさまを表す「半可通」の「通」が略された言葉である。江戸時代の洒落本では、粋に見せようと流行や遊里の習慣などに通じているよう振る舞う人や、そのよ
生半可の「半可」は、よく知らないのに通人ぶる人や、そのさまを表す「半可通」の「通」が略された言葉である。江戸時代の洒落本では、粋に見せようと流行や遊里の習慣などに通じているよう振る舞う人や、そのよ
アセビを漢字で「馬酔木」と書くのは、馬が葉を食べると酔った状態になり、動けなくなることからの当て字。中国北方の馬が日本に移入された際、馬が知らずに食べて中毒になったため、「馬酔木」と書くようになっ
サーモンは、英語「salmon」からの外来語。ラテン語の「salmo」が13世紀にフランス語で「saumon」となり、英語に入って「salmon」となった。サーモンの語源となる「salmo」は
鮭の語源は、以下のとおり諸説ある。1.「裂ける」が「サケ」になったとする説。鮭が「裂ける」という意味に由来するのは、肉に筋があって裂けやすいこと。稚魚から成魚となるまでに胸腹が裂けているこ
辛抱の語源には、「心のはたらき」を意味する仏教語「心法(しんぽう)」に由来する説がある。江戸時代には、心法が「心を修練する」の意味で使われており、そこから「耐え忍ぶ」の意味に変化し、「辛い」と「抱
臥薪嘗胆の「臥薪」は、薪(たきぎ)の上に寝ること。「嘗胆」は、苦い胆(肝)を嘗めることで、共に自身を苦しめることで復讐の志を奮い立たせることを表す。転じて、臥薪嘗胆は目的を達成するために苦心し、努
手ぐすねを引くの「くすね(薬煉)」とは、松脂(まつやに)を油で煮て練り混ぜたもので、弓の弦などを強くするために塗られる粘着剤である。この薬煉を手に塗ることを「手ぐすね」と言う。合戦の前、十分な
たらふくの語源は、「足りる」や「足る」など、「十分になる」意味の動詞「足らふ(たらふ)」に、副詞語尾の「く」が付いたものとされる。飲食物を腹いっぱいに摂取する意味の「足らひ脹るる(たらひふくるる)
無尽蔵は、本来、無限の功徳を有することを、尽きることのない財宝を納める蔵にたとえた仏教用語であった。それとは別に、飢饉の貧民救済にあてたり、しのぎの資金を提供するために金銭を蓄えた寺の金融機関が生
ふんだんは、絶え間なく続くことを意味する漢語「不断(ふだん)」が音変化した語。これが、途切れることなく続く意味から、物事が多くある意味になった。「不断」の音変化には、「ふんだん」のほか、「ふん
「しこたま」の語源には諸説がありますが、最も有力な説は、「どっさりためる」を意味する上方語「しこためる」が、江戸語で母音交代して「しこたま」になったと考えられています。また、もともと九州の方言で生
白河夜船の「白河」は京都の地名で、古くは賀茂川と東山との間の地域をいった。京都見物をしたと嘘をついた人が白河のことを聞かれ、川の名前と思い込み、「夜に船で通ったから知らない」と答えたため、嘘がばれ