羽子板の語源・由来
羽子板は、硬貨をおもりにした羽根を蹴る中国の遊びが、室町時代に日本に伝わって変化したものと考えられている。室町時代、羽根突きの羽根にはビャクダン科のツクバネの実が使われ、ツクバネの中国名「胡鬼」か
羽子板は、硬貨をおもりにした羽根を蹴る中国の遊びが、室町時代に日本に伝わって変化したものと考えられている。室町時代、羽根突きの羽根にはビャクダン科のツクバネの実が使われ、ツクバネの中国名「胡鬼」か
初詣の「初」は名詞や動詞の連用形の上に付けて接頭語的に用い、「初めての」「新しい」といった意味を表し、「その年初めての」という意味でも多く用いる語である。「詣(詣で)」は「参出(まゐいで)」から転
図に乗るの「図」は、仏教の法会などで僧が唱える声楽『声明(しょうみょう)』の転調のことである。この転調は難しかったため、調子がうまく変えられることを「図に乗る」と言った。そこから、調子に乗るこ
赤ちゃんは、新生児の皮膚の色が赤く見えることによる語で、「赤ん坊」や「赤子(赤児)」も、皮膚の色に由来する。民間語源には、赤ちゃんを意味する韓国語「アガ」を語源とする説もある。しかし、「赤ちゃ
雲泥の差は、雲と泥の比較ではなく、「雲」は「天」、「泥」は「地」を表し、天と地ほどの差があるという意味からである。白居易の詩『傷友』にある「今日長安の道、対面雲泥を隔つ」が語源といわれる。日本
ほんは、漢字「本」の字音「ホン」から。「本」の字は、木の根の太い部分に印をつけ、その部分を示した漢字で、漢語では「太い木の根」や「草木の根」を指す。日本では物事の「根本」や「基本」といった意味
しっぺ返しは、元々は「竹篦返し(しっぺいがえし)」と言う。「竹篦返し」の「竹篦」とは、座禅の際、戒めのために打つ道具で、割った竹に漆を塗った細長い板状のもののこと。竹篦は、鎌倉時代に禅宗の伝来
ストレス(stress)は、「物体に圧力を加えることで生じる歪み」を意味する物理学の言葉であったが、1936年、カナダの生理学者ハンス・セリエ(H.Selye)が、ネイチャー誌に「ストレス学説」を発表
悲喜こもごもの「こもごも」は、漢字で「交交(交々)」と書き、「代わる代わる」「次々に」という意味。そのため、悲喜こもごもは、悲しみと喜びを代わる代わる味わうことを意味する。古くは、漢文訓読に多
黒の語源は定かではないが、「暗い(くらい)」「暮れる(くれる)」などの意味と繋がりのある語である。平安時代の辞書『和名抄』には、水底によどむ黒い土の「涅(くり)」を「和名久理 水中黒土也」とある。
カモの語源には、「浮ぶ鳥」「浮む鳥」の略転「カモドリ」が略され、「カモ」になったとする説。水上で足を掻きもがくところから、「カキモガク」の略で「カモ」になったとする説。やかましく鳴くところから
有頂天の語源は、仏教語で「天の中の最上にある天」を指すサンスクリット語の「bhavāgra」の漢訳である「有頂天」です。この表現は「天の最上にある天に登りつめる」「絶頂を極める」の意味に変化し、近世以