「有頂天」の語源と変遷 – 喜びと興奮の背後に潜む仏教の影響

有頂天の語源は、仏教語で「天の中の最上にある天」を指すサンスクリット語の「bhavāgra」の漢訳である「有頂天」です。この表現は「天の最上にある天に登りつめる」「絶頂を極める」の意味に変化し、近世以降は喜びで舞い上がることや、夢中になって我を忘れる状態を指す言葉として広く使われています。
なお、仏教語で最上の「有頂天」に対して、最下位は「阿鼻叫喚」の四字熟語で用いられる「阿鼻地獄」であることも注目されます。

参考:有頂天の語源・由来

TOP
テキストのコピーはできません。