とことんの語源・由来
とことんは、日本舞踏で「トコトントコトン」という足拍子の音を意味し、転じて踊りの意味となった語で、近世には民謡などの囃子詞として用いられた。舞踏での「とことん」は、「床(とこ)」と「トン」という擬
とことんは、日本舞踏で「トコトントコトン」という足拍子の音を意味し、転じて踊りの意味となった語で、近世には民謡などの囃子詞として用いられた。舞踏での「とことん」は、「床(とこ)」と「トン」という擬
江戸時代、髪の油を売る商人が婦女を相手にしていた頃、彼らは長々と世間話をしながら油を売っていました。この様子が転じて、無駄話をするなどして仕事を怠ることを「油を売る」と表現するようになりました。ただし
泥酔の「泥(でい)」は、中国の『異物志』に出てくる空想上の虫のこと。「でい」は南海に住み、骨が無くて水が無いと泥のようになると考えられている。その様がひどく酔った状態に似ていることから、「泥酔
ところてんの歴史は古く、テングサを煮溶かす製法は、遣唐使が持ち帰ったとされる。当時は、テングサを「凝海藻(こるもは)」と呼んでおり、ところてんは俗に「こころふと」と呼ばれ、漢字で「心太」が当てられ
壟断の「壟」は小高い丘のことで、壟断は丘の高く切り立ったところ(崖)の意味。壟断が利益や権利を独り占めする意味となったのは、欲深い男が丘に登って市場を見渡し、商売をするのに都合のよい場所や相手をみ
「普段」の本来の漢字表記は、「不断」である。不断の「絶えないこと」「いつまでも続くこと」の意味から、「いつもの状態であること」「日頃」の意味が派生した。そのため、当て字で「普段」と書くことが多
二束三文の「文」は、昔のお金の低い単位。二束三文は、二束(ふたたば)でも、三文というわずかな金額にしかならないことに由来する。「二足三文」と書くこともあり、江戸初期の「金剛草履」の値段が、二足
牛耳るは、中国の春秋戦国時代、諸侯が同盟を結ぶ際、盟主が牛の耳を裂き、皆がその血を吸って組織への忠誠を誓い合ったという『左氏伝(哀公十七年)』の故事に由来する。この故事から、同盟の盟主となることを
菓子は、漢語で「果物」を意味した語。中国で「菓」と「果」は同字であるが、植物を強調するために「菓」の字が使われた。日本でも近世頃までは、菓子を「果物」の意味として使っていた。しかし、平安時
プリンは、英語「pudding(プディング)」が音変化した語。この音変化は、単に日本人の聞き取った音が「プリン」だったとする説と、その感触からとする説がある。英語の「pudding」は、「腸」
ブロマンスは英語「bromance」からの外来語で、「bro・brother(兄弟)」と「romance(ロマンス)」からなる造語。1990年代に、スケートボード雑誌『ビッグブラザー』の編集者デイ
ソース(sauce)は、塩で味付けしたを意味するラテン語「salsus」が転じた言葉で、salsusの「sal」は英語の「salt(ソルト)」の語源でもあります。この言葉は、フランス語の「sauce」