阿修羅の語源・由来
阿修羅はサンスクリット語「asura」の音写。「asura」の「asu」は「命」、「ra」が「与える」を意味し、古代インドで阿修羅は生命生気を与える善神であった。のちに、「a」が否定の接頭語、
阿修羅はサンスクリット語「asura」の音写。「asura」の「asu」は「命」、「ra」が「与える」を意味し、古代インドで阿修羅は生命生気を与える善神であった。のちに、「a」が否定の接頭語、
もぬけは、セミやヘビが脱皮することや、その抜け殻のことで、後者は「もぬけの殻」と同義である。もぬけの語が見られる最も古い例は、934年頃に成立した漢和辞書『和名類聚抄』の「倍美乃毛沼介(はみのもぬ
キャビアは、魚の腹子を意味するトルコ語「khaviar(カハービヤ)」が、イタリア語に入って「caviaro」「caviale」となった。そこから、スペイン語で「cavial」「caviar」、フ
火中の栗を拾うというたとえは、17世紀のフランスの詩人ラ・フォンテーヌが、『イソップ物語』を基にした「猿と猫(Le singe et le chat)」寓話に由来する。その寓話とは、猿におだてられ
飯は「召す(めす)」の連用形「召し(めし)」が名詞になった語で、召し上がる物の意味。当初は「召しもの」といった表現がされ、「めし」は食物一般をさしていた。しかし、室町時代には「飯(古くは「いひ
ぬか喜びの「ぬか」は、玄米を精白する時に生じる、種皮や胚芽の粉末の「糠」のこと。糠はその形状から、近世頃より「細かい」「ちっぽけな」の意味で用いられた。その意味では、「糠雨(ぬかあめ)」や「糠
ターキーは、英語「turkey」からの外来語。「turkey」は「トルコ」を指す言葉であるが、ターキーの原産地はトルコではない。「ターキー(トルコ)」が「七面鳥」を表すようになったのは、混同が
千秋楽の語源は、以下の通り諸説ある。雅楽演奏の最後に「千秋楽」という、唐楽に属する盤渉調(ばんしきちょう)の曲が奏じられたことに由来する説。演能の最後に付け祝言として謡われた「千秋楽」に由来す
がんもどきの「がん」は、鳥の「ガン(雁)」のこと。「もどき」は「似て非なるもの」「匹敵するもの」を意味する「もどき」。がんもどきは、味が雁の肉に似ていることに由来する名前である。元々、がん
たらい回しは、本来、江戸時代に流行した足でたらいを回す曲芸のことを言う。この曲芸は、複数の曲芸師が仰向けに寝て、たらいを回しながら足から足へと順番に受け渡していくものなので、次から次へと他に送り回
ごめんは、許す意味の「免」に尊敬の接頭語「御」がついた言葉で、鎌倉時代から見られる。本来は、許す人を敬う言い方として用いられたが、室町前期には許しを求める言い方で、相手の寛容を望んだり自分の無礼を
「うだつが上がらない」の語源にはいくつかの説があります。1.柱の上にある屋根を支えるための横木「梁(はり)」と、屋根の骨組みの一番高いところに使う木材「棟木(むなぎ)」の間に立てる柱を「うだつ(卯