たらい回しの語源・由来

たらい回しは、本来、江戸時代に流行した足でたらいを回す曲芸のことを言う。
この曲芸は、複数の曲芸師が仰向けに寝て、たらいを回しながら足から足へと順番に受け渡していくものなので、次から次へと他に送り回すことを「たらい回し」と言うようになった。
たらいを回す側(足)が主となる言葉なので、本来は「患者をたらい回しにする」など、馴れ合いで他者へ順送りすることを言う。
しかし、現代では「病院をたらい回しにされる」のように、送り回される側(たらい)を主にした表現の方が多くなっている。

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