世知辛いの語源・由来
世知辛いの「世知」は、本来仏教用語で「世俗の知恵」を意味する。日本では「世渡りの才」も表すようになり、さらに「勘定高い」「せこい」といった意味でも用いられるようになった言葉である。世知辛いの「
世知辛いの「世知」は、本来仏教用語で「世俗の知恵」を意味する。日本では「世渡りの才」も表すようになり、さらに「勘定高い」「せこい」といった意味でも用いられるようになった言葉である。世知辛いの「
なまはげの「なま」は、「なもみ」という囲炉裏にあたっていると手足にできる低温やけどのこと。なもみができるということは、冬場、火にあたってばかりいて怠けている証拠であるから、なまはげが包丁でなもみを
本来、手紙は「常に手元に置いて使う紙」「半切り紙」のことをいった。「書簡」の意味で「手紙」が用いられるのは近世初期以降で、それ以前は学問などでは「文(ふみ)」、動静や様子を知らせる書状は「消息」の
しゃぶしゃぶは、大阪の高級肉料理店スエヒロが、昭和27年(1952年)に店に出したのが始まりである。この料理を開発した当時の社長 三宅忠一が、仲居さんがおしぼりをすすいでいる「ジャブジャブ」という
カルビの語源は、韓国語で「肋骨」や、その周囲の肉を意味する「kalbi(galbi)」に由来する。韓国語のカルビは、モンゴル語で「下腹」を意味する「qarbing」からと考えられている。
はがきの語源は、紙片などに書いた覚書き「端書(はしがき)」で、元来は「端書」「羽書」と書かれた。江戸時代には、借金の督促状、仮の徴税令書、伊勢国の紙幣などを「はがき」といい、郵便制度が導入された明
消息の「消」は「消える」「死ぬ」、「息」は「生じる」「生きる」を意味する。本来、消息は盛衰(衰えることと盛んになること)、変化や移り変わりを表し、そこから、人や物事の動静などを意味するようになった
もようは、漢語「模様」からで、本来の語形は「モヤウ(「モ」は呉音、「ヤウ」は呉音・漢音)」。漢語の用法では図柄や様子を表し、「雨になる模様」や「雪になる模様」など、名詞の下につけて物事の動向を推測
小松菜の名は、江戸時代、武蔵国葛飾郡小松川村(現在の東京都江戸川区小松川付近)で多く栽培されたことにちなむとされる。徳川綱吉(吉宗の説もあり)に献上された際、この地名から「小松菜」と名付けられたと
「なしのつぶて」の「つぶて」は、投げる小石を指します。この言葉は、投げた小石が返ってこないことから、音沙汰がない状況を指すものとして広まりました。漢字では「梨の礫」と書かれますが、「梨」は「無し」に掛
りんごは、古く中国を経由して渡来し、西欧系のリンゴの普及以前に日本でも栽培されていた。林檎は中国語で、「檎」は本来「家禽」の「禽」で「鳥」を意味し、果実が甘いので林に鳥がたくさん集まったところから
天ぷらは、室町時代に日本に入ってきた南蛮料理の一種。天ぷらの語源には、ポルトガル語で「調理」を意味する「tempero」や、スペイン語で「天上の日(鳥獣の肉が禁じられ、魚肉の揚げ物を食べる日)」を