因果の語源・由来
因果は仏教語で、「原因と結果」を意味するサンスクリット語「hetu-phala」の漢訳。仏教では、よい行為(善因)には善い報い(善果)が生じ、悪い行為(悪因)には悪い報い(悪報)が生じることをいう
因果は仏教語で、「原因と結果」を意味するサンスクリット語「hetu-phala」の漢訳。仏教では、よい行為(善因)には善い報い(善果)が生じ、悪い行為(悪因)には悪い報い(悪報)が生じることをいう
グロテスクは、フランス語「grotesque」からの外来語。「grotesque」は、15世紀にローマの地下遺構で発見された古代の模様に由来し、イタリア語で「古代遺跡」「洞窟」を意味する「grot
坩堝は「いるつぼ(鋳る壺)」の約、もしくは「ろつぼ(炉壺)」が転じた語と考えられる。「興奮のるつぼと化す」など、熱気に溢れた状態を表す「るつぼ」は、坩堝の中が灼熱の状態にあることからの比喩的な表現
妾は目を掛けて世話をすることに由来する語で、本来は「目掛け」と書く。「めかけ」は中世末期から見られる語で、同じ時代には、手を掛けて愛することから「てかけ」という言葉もあった。『日葡辞書』には「
もんぺの語源には、「股引(ももひき)」「股はき(ももはき)」が変化した「もっぺ」からとする説。門兵衛という人が考案したため、名前をもじったとする説。トイレで簡単に用が足せないことから、門が閉ざ
玄人は「素人」の対義語として生まれた言葉。素人の語源である「白人(しろひと)」の対は「黒人(くろひと)」で、「くろひと」が音便化して「くろうと」になった。玄人のふりをする意味の動詞「くろがる」
アバターは英語「avatar」からだが、元はサンスクリット語。ヒンドゥー教の神話で、「この世に現れた神仏の化身」や「思想などの体現者」などを意味した。バーチャルコミュニティーの中で、自分の分身
のんきを漢字で「暢気」「呑気」と書くのは当て字。正しくは「暖」を「のん」と唐音読みした「暖気」である。中国では「暖気(だんき)」と読み、暖かい気候を意味していたが、中世頃の日本では「気晴らし」
なますは、『日本書紀』や『万葉集』に「膾」の表記で見られ、生肉を細かく刻んだものを指した。生肉は「なま(生)」+「しし(肉)」で「なましし」と言っていたため、「なましし(生肉)」が転じて「なます」
セピアは、英語「sepia」からの外来語。「sepia」は「コウイカ」を意味するラテン語に由来する。元々、セピアはイカの墨から作る暗褐色の絵の具を指した。イカ墨で描いた絵や文字は、日光など
安堵の「堵」は「垣」の意味で、安堵は「垣の内で安心して生活すること」「居所に安住すること」が原義である。そこから、中世に「心が安らぐこと」「安心すること」の意味に広がった。また、中世・近世には
くれないの語源は、「紅花(べにばな)」の異名「呉の藍(くれのあゐ)」の変化である。「呉」とは中国の「呉(ご)」の国のことで、日本では中国一般を意味することも多い。くれないは、紅花を染料とする色