四股の語源・由来
漢字の「四股」は当て字で、「醜(しこ)」を語源とする説が有力である。「醜」は醜く良くないことの意味もあるが、古くは強く恐ろしいことや頑丈なことを意味したことから、一連の動作を「醜足(しこあし)」と
漢字の「四股」は当て字で、「醜(しこ)」を語源とする説が有力である。「醜」は醜く良くないことの意味もあるが、古くは強く恐ろしいことや頑丈なことを意味したことから、一連の動作を「醜足(しこあし)」と
火の車は、仏教語「火車(かしゃ)」を訓読みした語。火車は火の燃え盛った車で、極卒の鬼が生前に悪行を働いた者を乗せて地獄へ運び、責め苦しめるといわれる。火の車に乗せられた者は、酷い苦しみを味わう
びた一文の「びた」は、「鐚銭(びたせん・びたぜに)」の略。「鐚」の漢字は、「金」と「悪」を合わせた国字で、価値の低い粗悪な銭貨を意味する。鐚銭は室町中期から江戸初期にかけて私鋳され、特に、中国
どんぶり勘定の「どんぶり」は、職人などの腹掛けの前部に付けた大きな物入れのこと。職人達がこのどんぶりにお金を入れて無造作に出し入れ(勘定)していたことから、大雑把な金の出し入れを「どんぶり勘定」と
ごまかすは、江戸時代から見られる語で、漢字で「誤魔化す」と書くのは当て字。ごまかすの語源には、二通りの説がある。ひとつは、祈祷の際に焚く「護摩(ごま)」に、「紛らかす(まぎらかす)」などと同じ
ごちそうさまは、食事をもてなす意味の「馳走(ちそう)」に、感謝の意味で「御(ご)」と「様(さま)」が付いた語。食後の挨拶語として「ごちそうさま」が使われるようになったのは、江戸時代後半からである。
「しめしめ」の語源は、動詞「占める(しめる)」で、「占有する」の意味から派生しています。この表現は、「占める」の連用形を繰り返すことで「しめしめ」となりました。また、感動詞の「しめた」は、「占める」の
ズバリは、刃物で勢いよく切ったり刺したりするさまを表す語として、鎌倉時代から用いられた。上記の用法から分かるとおり、「ズバリ」は擬音語に由来する。的確に物事を言い当てたり、核心を突くさまを意味
このことわざは、節分の風習に由来する。近世以降、節分に鰯の頭を柊(ヒイラギ)の小枝に刺して、戸口に挿す風習が行われるようになった。これは、鬼の嫌いな柊のトゲと鰯の臭気で、鬼を退散させようとした
袖にするには以下の通り多くの説があり、正確な語源は分かっていない。1.袖に手を入れたまま、何もしないという意味から。2.着物の袖は身頃の左右にある付属物で、その袖のように扱うことから。3.
けりをつけるの「けり」は、助動詞の「けり」。和歌や俳句などの古典文章では、助動詞「~けり」と付けて終わるものが多いことから、結末を迎えることが出来たという意味で、「けりをつける」と使われるようにな
目くじらとは、「目尻(めじり)」を意味する「目くじり」が変化した語で、「クジラ(鯨)」とは関係ない。目くじらを立てることは、目尻を吊り上げて鋭く相手を見ることで、怒った時などの表情を意味していた。