ふんぞり返るの語源・由来
ふんぞり返るの「ふん」は、「ふみ(踏み)」が撥音便化した語で、「踏ん張る」という意味。「ぞり」は「そる(反る)」が連濁したもので、上体を後ろの方へ曲げる意味。「返る」は、踏ん張り反る動作の「ふ
ふんぞり返るの「ふん」は、「ふみ(踏み)」が撥音便化した語で、「踏ん張る」という意味。「ぞり」は「そる(反る)」が連濁したもので、上体を後ろの方へ曲げる意味。「返る」は、踏ん張り反る動作の「ふ
ピンハネの「ピン」は、「点」を意味するポルトガル語「pinta(ピンタ)」に由来する。日本では、かるたやサイコロの目で「一」を意味する言葉として「ピンタ」が使われ、転じて「一割」や「一部」を「ピン
ダフ屋の「ダフ」は、チケットを意味する「札(ふだ)」を反転させた闇屋の隠語である。ダフ屋という商売は、第二次世界大戦直後から始まったが、「ダフ」という言葉自体は、倒語が流行した江戸時代に生まれたと
「ゲテモノ」は漢字で「下手物」と書き、豪華で洗練されていないもの、精巧でないものを指します。この言葉の語源については複数の説があります。一般的な説としては、「ゲテモノ」が「上手物(じょうてもの)」の対
横槍を入れるの「横槍」は、戦場で両軍が戦っている際、別の一隊が脇から槍で攻めてくることを意味した。そこから、第三者が横から口を出して妨げることを「横槍」と言うようになり、「他人が横槍を入れる」「別
一世風靡の「一世」は、その時代という意味。「風靡」は、風が草木を靡かせる(なびかせる)ように、多くの者をなびき従わせることを意味する。「一世を風靡する」の形で使われることが多く、「一世風靡」と
一言居士の「居士」は元は仏教語で、梵語の「gŗhapati」に由来する。古代インドでは資産家の家長を指し、中国では学特が高くても仕官しない人を「居士」と言った。日本では在家で修行する男子を言い
先鞭をつけるの「先鞭」は、先に鞭を打つことを意味する。出典は中国の『晋書(劉琨伝)』で、劉琨はライバル関係にあった祖逖が、自分より先に馬に鞭を打って戦場に行き、功名をあげはしないかと心配していたと
二の句が継げないの「二の句」とは、雅楽の朗詠で三段階あるうちの二段目の句のこと。一段目は低音域、二段目は高音域、三段目は中音域で、二の句は高音域である。高音のまま詠じ続けて、息切れしやすく難し
水を向けるは、巫女が生霊や死霊を呼び寄せ、自分の口を通し思いを伝える「口寄せ」に由来する。口寄せを行う際、茶碗に水を入れ、樒(しきみ)の葉を浮かべて差し向ける呼び水を「水向け」という。霊を呼び
本来は「横に車を押す」と言った。前後に動く車を横に押そうとしても、簡単に動くものではないことから、理不尽なことを強引にすることを「横に車を押す」や「横車を押す」と言うようになった。名詞形は「横
二の舞は、蔵面をつけて舞う雅楽のひとつ「安摩(あま)」の答舞に由来する。安摩の舞の後に、「咲面(わらいめん)」と「腫面(はれめん)」をつけた二人が、わざと失敗しながら安摩の舞を真似て演じる滑稽な舞