なまじっかの語源・由来
なまじっかは、中途半端の意味を表す副詞「なま(生)」に、動詞「しいる(強いる)」の連用形が付いた「なまじい」が語源。古くは「なましい」と清音の形も見られる。「なまじい」が「なまじ」や「なまじか
なまじっかは、中途半端の意味を表す副詞「なま(生)」に、動詞「しいる(強いる)」の連用形が付いた「なまじい」が語源。古くは「なましい」と清音の形も見られる。「なまじい」が「なまじ」や「なまじか
どんでん返しは、近世、歌舞伎の舞台で大道具を90度後ろへ倒し、底面を立てて次の場面に転換すること。また、その装置を「どんでん返し」といったことに由来する。歌舞伎の「どんでん返し」の語源は、中が自在
どんちゃん騒ぎの「どんちゃん」は、歌舞伎などの合戦の場面で「どんどん、じゃんじゃん」と鳴らす太鼓や鉦の音のこと。江戸時代の国語辞典『俚言集覧』には、「どんちゃん ドンは鼓声也、チャンは鐘声也」とあ
トトカルチョは、イタリア語「totocalcio」からの外来語。「totocalcio」は、イタリア語で「賭け金の合計」を意味する「totalizzatore(英語の「total(合計)」と同源)
胴元は、元々、「筒元」と書いた。「筒元」の「筒」はサイコロを入れて振る筒のことで、「元」は元締めのことである。「胴」の字を当てて「胴元」になったのは、腹巻きにお金を入れていたことからといわれる
夜なべの語源には、以下のとおり諸説ある。1.夜に鍋物を食べながら仕事をすることから「夜鍋」。2.昼に夜を並べて仕事をする意味で「夜並べ」。3.昼の仕事を夜に延ばす意味で「夜延べ」。4.
摩訶不思議の「摩訶」は、「摩訶般若波羅蜜多心経」や「摩訶曼陀羅華」「摩訶曼珠沙華」など、仏教用語に多く用いられている「摩訶」である。「摩訶」は、「偉大な」を意味するサンスクリット語「maha」の音
豹変は、『易経(革卦)』の「君子豹変す、小人は面を革む(あらたむ)」に由来する。これは、豹の毛が季節によって抜け替わり、斑紋が鮮やかになるように、徳のある君子は過ちを改めて善い方に移り変わるが、小
筆耕は、農夫が田を耕すように、文筆家が筆で「硯(すずり)」という田を耕すとたとえた語で、江戸時代から用いられている。筆耕を使った四字熟語には、「筆耕硯田」や「心織筆耕」がある。古くは、筆の使い
奈落の底の「奈落」は、サンスクリット語「naraka(ナラカ)」の音写「奈落迦」が転訛した語で、「那落」「捺落」とも表記される。本来は仏教語で、地獄や地獄に落ちることを意味し、転じて、物事のどん底
丁稚の語源は諸説あり、「弟子」が変化した「でっし」の転じた語とする説。若者や身分の低いことを意味する漢語「丁稚(ていち)」が転じたとする説。小さいものであることから、すごろくで二つのサイコロの
草分けは、未開の土地を切り開き、村や集落の基礎を築くことが本来の意味である。草深い土地を切り開くことから意味が派生し、未開の分野を切り開くことや、創始者の意味で「草分け」が使われるようになった。