紳士の語源・由来
紳士は「搢紳の士」の略。搢紳とは、笏(束帯着用の際に手に持つ細長い板)を紳(礼装用の幅の広い帯)に搢む(はさむ)の意味から、官位・身分の高い人を意味するようになった語。そこから、貴人・上流社会
紳士は「搢紳の士」の略。搢紳とは、笏(束帯着用の際に手に持つ細長い板)を紳(礼装用の幅の広い帯)に搢む(はさむ)の意味から、官位・身分の高い人を意味するようになった語。そこから、貴人・上流社会
「雰囲気」は幕末の蘭学書に見える語で、オランダ語「Lucht」の訳語として、地球を取り巻く気体を意味する言葉であった。明治初期に英語「atmosphere」の訳語となり、明治末期頃から意味が抽象化
脚光は、英語「footlights(フットライト)」の訳語で、舞台の前面の床から俳優や歌手などを照らす照明のこと。そこから、舞台に立つことや脚本が上演されることを「脚光を浴びる」と言うようになった
豚の饅頭は、植物学者の大久保三郎による命名。ヨーロッパの野生のシクラメンを英語で「sow bread(豚のパン)」と言うため、それを日本語に訳したとも、塊茎が饅頭を潰したような形をしていることから
シクラメンは、英語の「cyclamen」に由来する。cyclamenは「circle(円)」や「cycle(循環)」に関係する名で、「円」を意味する古ギリシャ語の「κύκλος」に由来する。こ
篝火花は、反り返って咲く花の形が、篝火のようであることからの名。元々、シクラメンの和名は「ブタノマンジュウ(豚の饅頭)」といったが、あまりにもかわいそうというと、植物学者の牧野富太郎によって命名さ
メロンは英語「melon」からの外来語で、ギリシャ語の「mēlopepōn」に由来する。mēloは「りんご」、pepōnは「ウリ」で、mēlopepōnは「りんごのようなウリ」を意味する。この
モンブランは、アルプス山脈の「モンブラン」に由来する名。モンブランの原型は、アルプス山脈に近い、フランスのサヴォワ地方やイタリアのピエモンテ州などで食べられていた家庭菓子といわれる。この家庭菓
稚内は、アイヌ語の「ヤムワッカナイ(冷たい水の出る沢)」の上略に、文字をあてた名前。稚内が「ヤムワッカナイ」と呼ばれたのは、この一帯は飲み水が少なかったが、現在の港1丁目付近にあった小川で良い水が
帯広は十勝川の支流がいくつも集まっているため、アイヌ語で「オペレペレケプ(川尻がいくつも裂けている川)」と呼ばれ、訛って「オベリベリ」や「オベレベレフ」などとも呼ばれていた。「オベリベリ」の「オベ
釧路は、江戸初期に松前藩が「クスリ場所」として拠点を置いた地で、「クスリ」に由来する地名。音の似た「釧(くしろ)」の字が当てられ、明治に入って「釧路村」と命名された。クスリの意味は、アイヌ語の
近世に「ヲシャマンベ」に見え、明治に入って「長万部」と記すようになった。元となったアイヌ語は、「ヲ(オ)・シャマンベ(シャマム・ペッ)」で「そこの・川尻が横になっている川」の意味とする説や、「オシ