あまねくの語源・由来
あまねくは、形容詞「あまねし」の連用形が副詞化した語。「あまねし」は、広く行き渡ったさまを表す語で、「あま」は「あまた(数多)」や「あまる(余る)」などの「あま」と同源であろう。「あまねし」の
あまねくは、形容詞「あまねし」の連用形が副詞化した語。「あまねし」は、広く行き渡ったさまを表す語で、「あま」は「あまた(数多)」や「あまる(余る)」などの「あま」と同源であろう。「あまねし」の
あけぼのは「あけ(明)」と「ほの(ぼの)」の語構成。「ほのぼのあけ(仄々明け)」とも言うように、「ほの」は「ほのぼの」「ほのか」などと同源で、夜が明け始め、東の空がほのかに明るんでくる状態が「あけ
メンターは、ギリシャの詩人 ホメロスが書いたといわれる叙事詩『オデュッセイア』に登場する老賢人の名「メントール(Mentor)」に由来する。メントールは、オデッセウスがトロイに遠征の際は王子テレコ
はやての「はや」は「早い」の意味で、「て」は「風」を表す。漢字では「疾風」のほか「早手」とも書き、「はやち」とも呼ばれる。「風」を「ち」と読む例は、「東風(こち)」に見られる。江戸時代には
造詣の「造」は、「ある所まで届く」「いたる」の意味を表す。「詣」も「高い所まで行き着く」「いたる」の意味がある。この二字を組み合わせた「造詣」は、「ある所に達する」の意味から、学問や技芸が高い
しぐれの語源には、「しばしくらき(しばらくの間暗い)」や「しげくくらき(茂暗)」など、一時的に暗くなるところからとする説。「あらし(嵐)」の「し」や「かぜ(風)」の「ぜ」と同じく、「し」は「風」を
ケレン味の「ケレン」は、江戸末期、歌舞伎で宙乗りや早替りなど、大掛かりで奇抜な演出をいった演劇用語から一般に広まった言葉。それ以前は、他流の節で語ることをいった義太夫節の用語で、「正統でない」「邪
観念は、仏教用語で「観想の念仏」の略。「観」は、知恵を持って観察し、悟りを得ることを意味するサンスクリット語「vipaśyanā」の漢訳。「念」は、心に思うことを意味するサンスクリット語「sm
テストの読み・別表記testテストの意味学力や能力などの度合いを知るための試験。事物の良否や性能を調べること。事前に試すこと。語源由来辞典「テスト」の類語・言い換え試験/考試/試問
「うわばみ」は15世紀頃から見られ、古代語の「をろち(おろち)」に代わって用いられるようになった語。うわばみの「うわ」は、「上回る」「上手」などと同様の「うわ」とする説と、「大(おほ・うは)」が転
娑婆は仏教から出た言葉で、「忍耐」を意味するサンスクリット語「saha」の音写。この世は内に煩悩があり、外は苦しみを耐え忍ばなければならない俗世であることから「忍土」と漢訳され、自由のない世界は「
用心棒は用心のために備えておく棒、盗賊などから身を守るために身近に用意しておく棒のことで、武器的な役割をする棒をいった。転じて、博徒などが警戒のために雇う武芸者を「用心棒」と呼ぶようになり、ボディ