うわばみの語源・由来

「うわばみ」は15世紀頃から見られ、古代語の「をろち(おろち)」に代わって用いられるようになった語。
うわばみの「うわ」は、「上回る」「上手」などと同様の「うわ」とする説と、「大(おほ・うは)」が転じたとする説がある。
「ばみ(はみ)」には、食物を食べたり噛んだりする意味の「食む(はむ)」の連用形から転じたとする説。ヘビの古形「へみ」から転じたとする説。マムシの古語「はみ」から転じたとする説などある。
ヘビの古形「へみ」や、マムシの古語「はみ」の語源が「食む」なので、どれが正しいというわけではなく、同源と考えるべきであろう。
大酒飲みを「うわばみ」と呼ぶようになった由来は、大蛇は大きな物でも大量に飲み込むところからである。

TOP
テキストのコピーはできません。