時の語源・由来
時の語源には、とどまることなく流れることから「とこ(常)」の転とする説と、速く過ぎることから「とき(疾)」の意味とする説がある。「年」の語源が「疾し(とし)」にあるとすれば、それよりも速く過ぎる「
時の語源には、とどまることなく流れることから「とこ(常)」の転とする説と、速く過ぎることから「とき(疾)」の意味とする説がある。「年」の語源が「疾し(とし)」にあるとすれば、それよりも速く過ぎる「
板前の「板」は「まな板」のことで、その板の前の意味で「料理場」、板の前に立つ人という意味で「料理人」を意味する。「板」のみでも板前と同じ意味で使われ、「板さん」とも呼ばれる。調理場を意味する「
うやむやは、「もやもや」などと同系の和語と思われるが、はっきりしていない。「有りや無しや(ありやなしや)」を漢文調に書いた「有耶無耶」が、いつの間にか音読され「うやむや」になったとする説もある。
曖昧は、漢語に由来する言葉である。「曖」の字も「昧」の字も、「暗い」を意味する。暗くて確かでないというところから、「はっきりしない」や「いかがわしい」の意味が生じた。
革は皮から作られるもので、「皮」と同源。皮の語源は諸説あるが、大きく分けると、二通りの説になる。ひとつは、表面を包むものなので「外側」の「かは(側)」とする説。もうひとつは、肌の上に被るも
「とくり」が変化して「とっくり」になった語で、「土工李」や「徳裏」などの漢字表記があることから、「徳利」も当て字と考えられる。徳利の主な語源は、以下のとおり諸説ある。1.注ぐ時の「とくり とく
獣肉を炙ると出てくるものなので「あぶる」が転じて「あぶら」になったとする説と、溢れ出てくるものなので「あふれ」が転じて「あぶら」になったとする説があるが、「あぶる(炙る)」の説が有力と考えられている。
カッターシャツは、もと商標名。大正7年(1918年)、スポーツ用品メーカー『美津濃(現ミズノ)』によって作られたスポーツ用シャツであった。「カッターシャツ」の名は、美津濃創業者の水野利八が「勝
ワイシャツの語源は、ボタンを上の方だけ外した時の形がYの字に見えるからではない。ワイシャツは、英語の「white shirt(ホワイトシャツ)」が訛ったもので、明治時代頃より使われている言葉である
おならは「鳴らす」の連用形を名詞化した「鳴らし」に、接頭語の「お」が付いた「お鳴らし(おならし)」を最後まで言わず婉曲に表現したもので、もと女房詞である。おならは屁を放つ時に音が発するものを指すこ
もみあげは、寛永から正保の頃、武家の下々の者がろうそくの溶けたものに松脂を加え、はえさがっている毛を上げて「鬼ひげ」にしたことから、「あげ」の呼称がついたという用例が『落穂集』にある。漢字で「揉み
うちわの語源は、「打ち(うち)+羽(は)」の「打ち羽」。「打つ」は叩くような動作をすることからと考えられ、「羽」は文字通り「羽」である。「打つ」というのは、蚊やハエなどの虫を追い払うために打っ