しつけの語源・由来
しつけは、仏教語で「習慣性」を意味する「じっけ(習気)」が一般に広まる過程で「しつけ」に変化し、「作りつける」意味の動詞「しつける(しつく)」の連用形が名詞化した「しつけ」と混同され成立した語。裁
しつけは、仏教語で「習慣性」を意味する「じっけ(習気)」が一般に広まる過程で「しつけ」に変化し、「作りつける」意味の動詞「しつける(しつく)」の連用形が名詞化した「しつけ」と混同され成立した語。裁
文明は、英語「civilization(シビリゼーション)」の訳。漢語での「文明」の意味は、学問や教養があって人格的にも優れ、世の中が開けて精神的・物質的に生活が豊かになった状態を表す。一方、
カルチャーは、英語「culture」からの外来語。「culture」は「耕す」を意味するラテン語「colere」に由来し、初めは土地を耕す意味で用いられていた。英語に入って「心を耕すこと」の意
教養は、明治初期に「education」の訳語として伝わったものである。しかし、その訳語には「教育」が当てられ定着したことで、教育の意味での使用は廃れ、大正時代以降に「culture(カルチャー)
爽やかの語源には、風が通り過ぎる擬音語「サハサハ」の「サハ」を語根とし、「ヤカ」は接尾語。「サハ」が清らかではっきりしていることを表す「サヤ(清亮)」に通じ、副詞を作る「ヤカ」。「サハ」が「サ
いちごは、『日本書紀』には「伊致寐姑(イチビコ)」。『新撰字鏡』には「一比古(イチビコ)」。『和名抄』で「伊知古(イチゴ)」とある。これらのことから、「イチビコ」が転じて「イチゴ」になった
しのぎを削るの「しのぎ(鎬)」とは、刀の刃と峰(背の部分)の間で稜線を高くした所。その鎬が削れ落ちるほど、激しく刀で斬り合うさまを「しのぎを削る」と言った。そこから、刀を用いない熱戦についても
覚えるの古語は「おぼゆ」。「おぼゆ」は、「おもふ(思ふ)」に自発・可能の助動詞「ゆ」が付いた「おもほゆ」が縮まった語で、本来は「自然とそのことが頭に浮かぶ」という意味で使われた。「恐怖を覚える
溜飲とは、消化不良のため胃の中の飲食物がとどこおり、酸っぱい胃液が込み上げてくること。この溜飲が下がるということは、わだかまっていたものが消え、胸がすっきりするということである。そこから、憂鬱
混ぜるには、「まざ(間雑)」に動詞を作る「る」が付いたとする説や、「目」に動詞を作る「さる(ざる)」が付いたとする説などある。「まぎれる」や「まぐわい」などは「目」が語源となっているが、混ぜるが「
小さいは、「ちひさし(小さし)」の口語。「ちひさし」は、「さ」と同様に小さいさまを表す「ち」の音からと考えられる。
アケビの語源は、熟すと果皮が裂けることから、「開け実」の転が妥当である。その他、アケビの語源には、実の色から「赤実(アカミ)」が転じたとする説や、冬に実のなるアケビ科の「ムベ」に対し、秋に実がなる