はしょるの語源・由来
はしょるは「端折る(はしおる)」が音変化した語で、元は着物の褄・裾を折り上げて帯などに挟むことを言った。端を折って短く縮める意味から派生し、省略することを「はしょる」と言うようになった。また、
はしょるは「端折る(はしおる)」が音変化した語で、元は着物の褄・裾を折り上げて帯などに挟むことを言った。端を折って短く縮める意味から派生し、省略することを「はしょる」と言うようになった。また、
ちぐはぐの語源には、「ちぐ」が「鎮具」で金づち、「はぐ」は「破具」で釘抜きを意味していたとし、金づちと釘抜きを交互に使っていては一向に仕事が進まず、何をしているのか分からないことから、「ちぐはぐ(鎮具
台無しの「台」は、仏像を安置する台座のこと。台座が無ければ仏像の威厳が無くなることから、面目を失うことや、形をなさないことを「台無し」と言うようになった。古くは、ひどくいたんで形をなさない意味
親切は、「親を切る」という意味ではない。親は「親しい」「身近に接する」という意味で、切は刃物をじかに当てるように「身近である」「行き届く」という意味がある。つまり、身近に寄り添い、行き届くよう
お灸用語では、最初にすえる灸のことを「皮切り」という。これは、最初の灸は皮が切られるような痛みを感じることからである。1603年『日葡辞書』では「最初の灸」と解説しているが、「皮切りが大事」の
話は、動詞「話す(はなす)」の名詞形で、古くは「雑談」をさした言葉である。かつては、国字の「噺」のほか、「咄」の字が「はなし」に当てられた。「咄」を「はなし」の意味で用いるのは、日本で生じた用
鷹揚の語源は、鷹が空を悠然と飛揚するように、何物も恐れず落ち着いているところからで、中国最古の詩集『詩経』からといわれる。ただし、日本には別語で「大様(おおよう)」があり、中世頃から、度量が大きい
迷惑は、漢字の通り、迷い惑うことで、どうしていいか分からなくなることを意味していた。昔は、その原因が自分自身の行為であっても、「迷惑」を使っていた。次第に、他人の行為によって自分自身がどうした
贅沢の「贅」は、お金に代わって使用する宝貝の「貝」に、「余分」「有り余る」を意味する「敖」で、余計な財貨が有り余っていることを表した会意文字。贅沢の「沢」は、たたえた水を表し、「つや」や「うるおい
朴念仁は、和製漢語であろう。「朴」は「素朴」「朴訥」など飾り気がないさま。「念」は思うことや考えること。「仁」は人を表している。本来、朴念仁は飾り気が無く素朴な考えの人を表す言葉であっ
薄いの語源は、「あさし(浅し)」の転か、「失せる」の古い形の動詞「うす(失す)」の形容詞化と考えられるが、音からすれば「うす(失す)」が妥当である。「薄い」は、厚みが少ないさまや、色・味・匂いなど
昨日の語源には、「すきのひ(過日)」の意味や、「さきのひ(先日)」の「さ」の略など多くの説がある。きのうの「う」は、どの説でも「ひ(日)」の転じたものとし、きのうの旧かなは、「きのふ」であることか