帳消しの語源・由来
帳消しは、返済などが完了するなどして、帳面に記載しておく必要がなくなり棒線で消すことで、「棒引き」とも言う。そこから、帳消しは金銭などの貸借関係が消滅すること、債務がなくなることを意味するようにな
帳消しは、返済などが完了するなどして、帳面に記載しておく必要がなくなり棒線で消すことで、「棒引き」とも言う。そこから、帳消しは金銭などの貸借関係が消滅すること、債務がなくなることを意味するようにな
営むは、「暇がない」「忙しい」という意味の形容詞「いとなし(暇無し)」の語幹に、動詞を作る語尾「む」が付いた語で、元々は「忙しく物事をする」「せっせと務める」という意味であった。怠ることなく物事に
あきらかの「あき(明)」は、「あかるい」「あかる」「あかるし」「あきらむ」などと同系で、「あく(明)」の派生語。「あく(明)」は、明暗を表す「あか(赤)」と同一語源。あきらかの「らか」は、「ほ
大枚とは、多額のお金のこと。昔、中国で餅のような形をした銀貨を「餅銀(へいぎん)」といい、その大きなものを「大枚」といった。「大きな貨幣」の意味から、多額のお金を「大枚」と言うようになった。
及び腰の「及び」は、「達する」「届く」といった意味の動詞「及ぶ」の連用形。離れたところにある物を取ろうとする(届かせようとする)と、手足を伸ばして腰を浮かせた不安定な姿勢になることから、そのような
おとなしいは、「成人」を意味する「大人」を形容詞化した語。その言葉通り、おとなしいは元々「成熟しているさま」を表したが、「思慮分別が備わっていて年長者らしい」といった意味が含まれるようになったこと
いきなりの語構成は、「行き(いき)」と「成り(なり)」。本来は、事が進むにまかせてや、成り行きまかせと同じ意味で使われていたが、転じて突然の意味を持つようになった語である。「成り」は動詞「成る
息子の「むす」は、「むすめ」の「むす」と同語源で、「生じる」「発生する」「生まれる」などを意味する「生す・産す(むす)」。息子の「こ」は、「め(女)」に対して「男」を示す「こ」である。「むすこ
冗談の語源は、二通りの説がある。ひとつは、ありふれた話を意味する「常談(じょうだん)」が転じて無駄話の意味となり、無駄であるという意味の漢字「冗」が当てられ「冗談」になったとする説。もうひとつ
理想は、哲学用語として用いられた語。明治14年(1881年)の『哲学字彙(初版)』には「Ideal 理想」「Idea 観念」とあり、明治17年(1884年)の改訂増補版では「Idea 観念、理想」
イカサマの「いか」は、「如何(いかが)」「如何に(いかに)」などの「いか」で、「さま」は様子を意味する「様(さま)」である。この「如何」と「様」が足され、「如何様(いかさま)」となった。元々は
恵みは、「いとおしい」「かわいい」を意味する形容詞「めぐし(愛し)」が動詞化した「めぐむ(恵む)」の名詞形。「めぐし」の「め」は「目」、「ぐし」は「心ぐし(心苦しい)」と同じく、「痛々しい」「切な