頭角を現すの語源・由来
頭角を現すの「頭角」は、「頭の先」や「獣の角」のこと。獣の群れの中で、頭の先が他のものより抜きん出て、一際目立つ意味から生まれた語。出典は、韓愈の『柳子厚墓誌銘』にある「嶄然として頭角を見す」
頭角を現すの「頭角」は、「頭の先」や「獣の角」のこと。獣の群れの中で、頭の先が他のものより抜きん出て、一際目立つ意味から生まれた語。出典は、韓愈の『柳子厚墓誌銘』にある「嶄然として頭角を見す」
鬼の霍乱「霍乱」は、もがいて手を振り回す意味の「揮霍撩乱(きかくりょうらん)」の略。日射病や暑気あたり、江戸時代には夏に起こる激しい吐き気や下痢を伴う急性の病気を「霍乱」と言った。いつもは健康
みこしは「こし(輿)」に敬意を表す接頭語の「み(御)」を添えた語。「みくじ」を「おみくじ」と言うように、さらに「お(御)」を付けて「おみこし」とも言う。みこしの「こし(輿)」の語源は、「越し」
ビーフは、英語「beef」からの外来語。「beef」は、ラテン語で「牝牛」を意味する「bos」に由来する。「bos」が変化した「bovem」がフランス語に入って「buef」となり、それが英語に
一緒くたの「くた」は雑多な物事をまとめることから、「がらくた」の「くた」と同じく、「ゴミ」を意味する「あくた(芥)」の「くた」とする説が定説となっている。しかし、「揉みくちゃ」を「揉みくた」とも言
あがりは「上がり花(あがりばな)」の略で、元は遊郭の言葉。「お茶を挽く(お茶挽き)」という言葉は、客のつかいない遊女や芸者が暇を持て余していることを意味するため、遊郭では「お茶」を忌み嫌う。そ
お仕着せは、江戸時代頃から見られる語で、接頭語「お」を伴なわず「仕着せ」「為着せ」の形で使われた。この当時の「仕着せ(為着せ)」は、主人から奉公人へ与える着物のことを言った。季節毎に衣服が与え
能書きは、薬などの効能を書き記した「効能書き」の「効」が抜けた言葉。効能を書き記したものの意味から、能書きは、その物の長所や値打ちを書き記したものの意味になった。さらに転じて、自己宣伝のために
カツアゲは、ヤクザや不良が用いた隠語から一般にも用いられるようになったの語で、単に「カツ」とも言う。カツアゲの「カツ」は「恐喝」の上略、「アゲ」は「巻き上げる」の「上げ」で、漢字では「喝上げ」と書
牙城の「牙」は、牙旗の意味。牙旗とは大将の旗のことで、爪と牙で身を守るのを模し、旗竿の頭を象牙で飾りつけるところからいう。その牙旗が城の内郭で大将のいる所に立てられたことから、本丸・本陣・本拠
派手の語源には、「映え手(はえて)の変化した語とする説と「破手(はで)」の転とする説があり、後者が有力とされる。「破手」は三味線組歌の用語で、古典的な組歌を「本手組」や「本手」と言い、それに対して
思う壺の「壺」は、博打でサイコロを入れて振る籐や竹で編んだ「壺皿」のこと。熟練の壺振り師は、思ったとおりの目を出せることから、意図したとおりになることを「思う壺」と言うようになった。「思う壺に