春告魚の語源・由来
春告魚は、文字通り、「春の訪れを告げる魚」の意味。ニシンは3~5月、産卵のために大挙して北海道の西岸に近づくことから、「春告魚」と呼ばれるようになった。ニシンの漁獲高が減少したことから、近年で
春告魚は、文字通り、「春の訪れを告げる魚」の意味。ニシンは3~5月、産卵のために大挙して北海道の西岸に近づくことから、「春告魚」と呼ばれるようになった。ニシンの漁獲高が減少したことから、近年で
めはり寿司は、元は非常に大きな握り飯であった。そのため、口を大きく開けてかぶりつくと目を見張ったような顔つきになるところからか、目を見張るような大きさの意味で、「目張り寿司」と呼ばれるようになった
タバコは南アメリカ原産で、16世紀初頭にスペインに伝わり、急速に世界中へ広まった。その際、スペイン語やポルトガル語の「tabaco(tabacco)」の呼称が世界中で用いられ、日本語でも「タバコ」
アトピーは、「奇妙なこと」「異常」を意味するギリシャ語「atopos」に由来する。さらに遡ると、「場違いな」「とらえどころのない」を意味するギリシャ語「atopia」にたどり着く。「atopi
人間ドックの「ドック」は、船の修理や建造用の施設「dock(ドック)」のこと。ドックが次の航海で事故が起こらないよう、完全な点検・修理をするために入る場所であることから、人間を船に見立て「人間ドッ
スズフリバナは、丸い果実を鈴に見立てた名前。「鈴花」ではなく「鈴振り花」となったのは、風に揺れるところからか、群れてなる様が鈴を振った時の残像のようであるところからと思われる。
シビレは、子牛などのすい臓や胸腺を意味する英語「sweetbread(スイートブレッド)」が訛った語。日本語風に「スイートブレッド」と発音すると「シビレ」に変化するとは思えないが、英語の発音では「
血祭りに上げるの「血祭り」は、生け贄の血を神に供えて祭る古代中国の「血祭(けっさい)」に由来し、日本では中世頃から見られる。『日葡辞書』では生け贄の血を祭る意味も見られるが、主に戦いのはじめに敵の
上がったりは、動詞「あがる(上がる)」の連用形に完了の助動詞「たり」が付いた語で、江戸後期から用例が見られる。雨や雪が降り止むことや、ゲームでゴールに辿り着いたり、勝負がついた状態を「あがる」と言
タコメーターの「タコ」は、ギリシャ語で「速度」を意味する「takhos」に由来する。「takhos」が英語の「meter(メーター)」と合わさり、アメリカ英語で「tachometer(タコメーター
定家煮は江戸時代に流行した料理で、鎌倉初期の歌人の藤原定家の名に由来するが、藤原定家が料理の考案者という訳ではない。この料理に「定家」の名が付くのは、定家の「来ぬ人を待つほの浦の夕なぎに焼くや藻塩
釣瓶鮨は、酢でしめたアユの腹にすし飯を詰め、桶に入れたものである。その桶の形が、井戸水を組み上げる「釣瓶」に似ていることから「釣瓶鮨」と呼ばれるようになった。「釣瓶鮨」の名は室町時代から見られ