許婚の語源・由来
いいなずけ(いいなづけ)は、動詞「言い名付く(いひなづく)」の連用形が名詞化した語で、「許婚」「許嫁」は共に当て字。「言い名付く」は中世以降に用いられはじめた語で、上流武家の間で男性支配型の婚姻と
いいなずけ(いいなづけ)は、動詞「言い名付く(いひなづく)」の連用形が名詞化した語で、「許婚」「許嫁」は共に当て字。「言い名付く」は中世以降に用いられはじめた語で、上流武家の間で男性支配型の婚姻と
五里霧中の読み・別表記ごりむちゅう五里霧中の意味方向を見失うこと。物事の判断がつかず、どうしていいか迷うこと。「五里夢中」と書くのは間違い。語源由来辞典「五里霧中」の類語・言い換え
寄席は、「寄せる(よせる)」の連用形「寄せ(よせ)」に、「席」や「場」がついた「寄せ席」や「寄せ場」の下略である。「寄せる」は人を集める意味で、「人寄席(ひとよせせき)」とも呼ばれていた。近世
「第」は「第何位」などと用いられるように、一段一段の段階をや物事の順序を意味し、転じて、段階ごとの試験も意味するようになった。そこから、落第は段階ごとの試験に落ちる意味で、「不合格」を表すようにな
「よもやま(四方山)」に「山」と付くのは、「やも」が「やま」に変化した後に当てられたもので、「よもやも(四方八方・四面八面)」の音変化と考えられる。よもやまは「四方八方」の意味から、「あちこち」「
むなしいは、「み(身・実)」と「な(無)」から生じた語で、中身が無いこと。「みな」が変化した「むな」に、形容詞を作る接尾語「し」が加わって「むなし」になり、口語化されて「むなしい」となった。心
札付きは、江戸時代の人別帳に由来する。江戸時代、「連座」という制度があり、罪を犯した本人だけでなく、家族や隣近所(五人組)などにも刑罰が及んだ。家族や近所の中に素行の悪い者がいると、罪を着せら
ノベルは、英語「novel」からの外来語。「novel」は、「new story(新しい物語・新しい話)」を意味するラテン語が語源で、「nov」には「新しい」という意味がある。小説の「nove
太刀打ちは、文字通り、太刀(長大な刀剣)で打ち合って競うというのが本来の意味。転じて、まともに張り合って競争する意味となった。多く、「太刀打ちできない」などと打ち消しの語を伴い、「まともに張り
泰斗は「泰山北斗(たいざんほくと)」の略で、出典は『唐書』韓愈伝賛。「泰山」とは中国五岳の一つで、山東省中部にある名山。「北斗」とは北斗星(北斗七星)のこと。泰山と北斗は誰からも仰ぎ見られ
篠突く雨の「篠」とは、細くて群がって生える竹や笹の総称「篠竹」のこと。「篠突く」は、篠竹を束ねて突き下ろすように、細かいものが集まって飛んでくるさまをいう。激しく降る大雨は、篠竹を束ねたものが
切り盛りの本来の意味は切って盛ることで、食べ物を切って器にうまく盛り付けることをいった。転じて、料理に限らず、家計や店の経営など物事をうまくさばくことも、「切り盛り」と言うようになった。食べ物