稲妻の語源・由来
稲妻は、「稲の夫(つま)」の意味から生まれた語。古代、稲の結実時期に雷が多いことから、雷光が稲を実らせるという信仰があった。そのため、稲妻は「稲光」「稲魂」「稲交接」とも呼ばれ、頭に「稲」が付
稲妻は、「稲の夫(つま)」の意味から生まれた語。古代、稲の結実時期に雷が多いことから、雷光が稲を実らせるという信仰があった。そのため、稲妻は「稲光」「稲魂」「稲交接」とも呼ばれ、頭に「稲」が付
いかずちの「いか」は「たけだけしい」「荒々しい」「立派」などを意味する形容詞「厳し(いかし)」の語幹で、「ず(づ)」は助詞の「つ」。「ち」は「みずち(水霊)」や「おろち(大蛇)」の「ち」など、霊的
かみなりは、「神鳴り」が語源である。鬼の姿で虎の皮のふんどしを締め、背負った太鼓を打ち鳴らす雷神(雷様)は、現代では空想上のものとされているが、昔は、本当に神がかみなりを鳴らすと信じられていたため
かつらの語源は、「髪蔓(かみつら)」か、「髪」を「か」と読んだ「髪蔓(かつら)」と考えられる。「つら」は植物の「つる(蔓)」の古形で、上代のかつらは花や羽、蔓草などの髪飾りをいったことから、この「
ハネムーンは、英語「honeymoon」からの外来語。「honey」は「蜜」、「moon」は「月」を意味し、「蜜月」や「蜜月旅行」とも訳される。元々、ハネムーンは「結婚してからの一ヶ月間」を意
美人局はもともと「筒持たせ」と表記され、「詐欺」や「インチキ」の意味で用いられました。「筒持たせ」の「筒」には男性器や女性器を指すという説もありますが、元来は「つつもたせ」という言葉が、女性が誘惑して
ロブスターは、英語「lobster」からの外来語で、フランス語では「homard(オマール)」、ドイツ語では「Hummer(フンマー)」と言う。ロブスターの語源は、「イナゴ」「バッタ」「ザリガニ」
江戸中期の本草書『大和本草』には、「此のエビ、伊勢より多く来る故、伊勢蝦といふ」とあり、当時の都であった京都には、伊勢産のものが多く出回ったことから、伊勢海老は地名に由来する名と考えられている。そ
八百屋は、「青物屋」を略した「青屋(あおや)」が変化した語。「あおや」から「やおや」に転じたのは、藍染め業者と間違えないためや、言いやすく訛ったという説。扱う商品が多いことから「八百万(やおろ
かっぱ巻きは、想像上の動物である河童の好物が「きゅうり」だからといわれる。その他、河童の総本家『水天宮』の紋章と、きゅうりの切り口が似ていることから、きゅうりを「かっぱ」と呼ぶようになったとする説
鉄火巻きの「鉄火」は、もともと真っ赤に熱した鉄をさす語である。マグロの赤い色とわさびの辛さを「鉄火」にたとえたもので、気質の荒々しい者を「鉄火肌」や「鉄火者」というのと同じである。鉄火巻きの語
軍艦巻きの名前は、横から見た姿が軍艦に似ていることから付いたものである。軍艦巻きを考案したのは、昭和16年、東京銀座の高級寿司店『久兵衛』の主人で、常連客の「イクラの寿司が食べたい」という要望から