立ち往生の語源・由来
往生とは死ぬことで、立ち往生の本来の意味は、立ったままの姿勢で死ぬことである。それが身動きの取れない状態になる意味に転じたのは、「弁慶の立ち往生」の話に由来する。それは、弁慶が衣川の戦いで体に
往生とは死ぬことで、立ち往生の本来の意味は、立ったままの姿勢で死ぬことである。それが身動きの取れない状態になる意味に転じたのは、「弁慶の立ち往生」の話に由来する。それは、弁慶が衣川の戦いで体に
いびつは「飯櫃(いいびつ)」が転じた語で、古くから「いいびつ」と「いびつ」の両方用いられた。飯櫃とは炊いたご飯を入れておくお櫃のことで、昔のお櫃は楕円形であったことから、楕円形を意味するようになっ
がんじょうを漢字で「頑丈」と書くのは、明治以降の当て字。中世・近世には、「強盛(がんじゃう)」「岩乗(がんじょう)」「岩畳(がんでふ)」「五調(がんでう)」など、さまざま仮名表記・漢字表記があった
矍鑠は漢語に由来する言葉で、出典は『後漢書』の馬援伝。62歳という高齢の馬援が戦陣に立とうと光武帝に申し出たが、老齢を気づかった光武帝はこれを許さなかった。馬援は甲冑をつけて馬に乗り、威勢を誇
「つつがない」や「つつがなく」の「つつが」は、病気や災難を意味する「恙(つつが)」で、漢字では「恙無い」「恙無く」と書く。「つつが」と同源の言葉には、「病気になる」「差し障りがある」などを意味する
ワレモコウは『源氏物語』や『徒然草』にも見える古い名で、語源は諸説あるが、その中でも有名な説は以下の3つである。1.キク科のモッコウ(木香)に似た香りがすることから、日本の木香の意味で「和の木香」
七飯町は、明治12年に七重村と飯田村に合併した際の村名「七飯村」に由来する。両村の文字「七」と「飯」による合成地名で、読みは「ななえ」である。七重の由来は、アイヌ語で「冷たい川」を意味する「ナ
アオリイカの「アオリ」とは、泥よけのための馬具の付属具「あおり(障泥・泥障)」のこと。緑色の幅広いヒレが、この「あおり」に似ていることから、「アオリイカ」と呼ばれるようになった。アオリイカのヒ
ウコンは、漢名「欝金」の字音「ウッコン」が音変化した語。漢名の「欝金」は「鮮やかな黄色」を意味し、ウコンの学名「Curcuma(クルクマ)」も「黄色」を意味するアラビア語「kurkum」からである
芋を洗うようの「芋」は、じゃがいもやさつまいもではなく、里芋のこと。桶などにたくさんの里芋を入れ、交差した棒でかき混ぜて洗うさまから、多くの人で込み合っている様子のたとえとなった。「芋の子を洗
カワヤナギは、川辺に生える柳のことで、特に「ネコヤナギ」の別名として用いられるが、川辺に生える柳であれば他の種に用いることもある。上質な番茶が「川柳」と呼ばれるのは、茶葉を柳に見立てたもので、単に
クミンは、英語「cumin」からの外来語。「cumin」は、古代アッシリア語の「kamumu」、ヘブライ語「kamomon」、アラビア語「kammun」に由来するが、その語源は未詳。これらが、