文字の語源・由来
もじの語源は、「文字」の字音から。「もんじ」の撥音「ん」の無表記によって「もじ」となった。『書言字考節用集』には、「文字 モンジ、モジ」とある。
もじの語源は、「文字」の字音から。「もんじ」の撥音「ん」の無表記によって「もじ」となった。『書言字考節用集』には、「文字 モンジ、モジ」とある。
かぜの「か」は、「気(か)」で大気の動きを意味する。「ぜ」は「風(じ)」で、風の語源は「気風(かじ)」の転である。
石の語源は諸説あるが、「い」は「岩」、「し」は小さいものを表し、岩の小破片から生じた語とする説が良い。漢字の「石」は、崖の下に口型の石があるさまを描いた象形文字である。
大学芋の起源は諸説あるが、東京大学の赤門前にあった蒸かし芋屋の「三河屋」という店が大正時代に売り出し、大学生の間で人気となったため、「大学芋」の名が付いたという説が有名である。その他、大学芋の由来
しらばくれるの「しら」は「白々しい(しらじらしい)」などの「白(しら)」、「ばくれる」は化ける意味の「ばくる」で、「白々しく化ける」の意味からと考えられる。しらばっくれるは、「しらばくれる」が促音
一辺倒は、第二次大戦後、毛沢東の論文から入った言葉といわれるが、それ以前に既に日本に入っており、毛沢東の論文によって有名になり流行した言葉というのが正しい。一辺倒の語源は、中国宋学の入門書『近思録
裏付けは、室町時代に、証文などの裏書きや支払いの証として押す裏判を言った言葉。明治時代以降、上記の意味から派生して、証拠となるものや信憑性を証明することを「裏付け」と言うようになった。
捏造の「捏」は、土に水などを加えて練る意味の「捏ねる(こねる)」である。つまり、「捏造」は「土をこねて形を造る」ことを意味した。そこから「形だけの偽物を造る」意味となり、「無から有を生ずる」と
気の毒は、「心の保養になること」「面白いこと」を意味する「気の薬」に対する語。本来は「心の毒になること」「気分を害するもの」の意味で、自分の心や気持ちに毒となるものを「気の毒」と言った。他人の
タブーは、英語「taboo」からの外来語。「taboo」は、明確に印をつける意味のポリネシア語「tabu」「tapu」に由来し、「ta」が「しるし」、「bu(pu)」が「強く」を意味する。元は
キザは、漢字で「気障」と書くように、「気障り(きざわり)」を略した言葉である。江戸の遊郭で使われていた言葉であったが、近世後半から一般に広まり流行した。本来、キザは心配事や気にかかることを表す
凛々しいの語源には、「力々し(りきりきし)」の意味とする説もあるが、漢字のまま「凛々(りんりん)」の字音に由来する語である。「凛」の字は、冷たい氷に触れて心身の引き締まる感じをいい、きっぱりとした